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2016年2月13日土曜日

どのくらいの収益を上げたいのか 楽団運営の経費と相場をチェックしよう




こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。


このブログでは、

クラシック音楽をもっと身近に!

もっと広く人々の生活の中に根差すように!

を目標に、主にオーケストラ、バンドの

web上でのPR・マーケティング戦略について語ります。


その前に整えておかなければいけないことが山ほどあるので

まずはじっくりやっていきましょうね。



さて今日は「どのくらいの収益を上げたいのか」ということで

またもやざっくりと書きなぐって参ります。


皆さんのバンドの年間収支はどんな感じでしょうか。

アマチュアとなるとほとんが手弁当で、

特に儲かってませんよ、ってことになるでしょうし

それでいいんですけれども、

団の貯蓄があれば団費も抑えられるし

演奏会ごとの特別徴収もなくすことができます。


アマチュアにとっても意外と他人事ではないので

一緒に考えてみてください。


さてそんなわけでざっくり「いくら欲しいのよ」っていうところですが、

年間の経費を過去3年分くらい出してみてください。

もし経費が年々上がっていればそこから次年度にかかる経費を予測します。

下がっていた場合は、不測の事態に備えて同額で予測しておくといいでしょう。


今回は、経費を削るやり方ではなくて、

その経費をまかなうためにいくらの利益が必要なのかを洗い出すのが目的なので、

無駄な経費を云々は言いません。すべて必要経費として捉えます。



経費を算出したら、次に収益源をリストアップしてみましょう。

・これまでに扱ったことのある商品

・これまでに扱ったことのない商品

に分けましょうね。


というのも、「これまでに扱ったことのない商品」がどれだけ利益を出すかわからないので、

まずはこれまでに扱っている商品の中で考えておく、という発想です。


おそらく、チケット代や依頼演奏くらいじゃないでしょうか。

プロならもうちょっと色々ありそうですが、

アマチュアだとそんなに多くないと思います。


洗い出しが終わったら、

次に相場の調査をしてみましょう。


同じような規模、同じような知名度、同じ地域の他のバンドを見て、

チケット代の設定や依頼演奏のギャラなどを再検討します。

最終的には集客につなげたいので、

出来るだけ集客力のある団体を参考にしましょう。


その際に、集客力のある団体は、

売り物のほとんどが自分のところより高めに設定されている可能性があります。


ですがそれに合わせてただ単純に売価を高くしても売れないでしょう。


相場の調査はあくまでも参考にして、

実際に値上げをするか値下げをするかなどは

自分たちの状況に合わせて考えましょう。


高価格帯の商品を多くそろえて売るのが最も良いのですが、

それについてはまた後日お話します。


取り急ぎ今日のところは、

・年間でどれくらいの経費が必要なのか

・相場はどうか

この二点を本気でチェックする、

というところまでで止めておきましょう。


これだけでも結構な作業量になると思いますが、

まずは団の状況を正確に把握できるまでやってみましょう。




それではまた次回。








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高校吹奏楽部を舞台にした小説です。よろしければ是非。

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