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2016年3月31日木曜日

フォローしておくと良いSNSアカウントまとめ



こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。


今日は「フォローしておくと良いSNSアカウントまとめ」

ということで、僕がフォローしている中から

「この人たちは関心を惹くのが上手いな」と感じるアカウントを紹介します。


僕も趣味でやってるだけなんで他にも参考にすべきアカウントは多いと思うのですが、

SNSアカウントを運用しているけどどうにも反応が悪い、

何を投稿したらいいのかよくわからない、

そんな団体はまずフォローして参考にしてみると良いと思いますよ。


・Facebookページ

  ▼Drum Corps International
  https://www.facebook.com/drumcorpsinternational/
  
  ▼Boston Crusaders Drum & Bugle Corps
  https://www.facebook.com/BostonCrusaders/

  ▼コンサートイマジン
  https://www.facebook.com/concertimagine/

  ▼ベルリンフィル(Berliner Philharmoniker)
  https://www.facebook.com/BerlinPhil/
  
  ▼ベルリンフィル(日本向け)
  https://www.facebook.com/BerlinPhilJapan/
  
  ▼ズーラシアンブラス
  https://www.facebook.com/zoorasianbrass/
  
  ▼ヤマハホール
  https://www.facebook.com/yamahahall/
  
  ▼ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン
  https://www.facebook.com/lafollejourneeaujapon/
  


・ツイッター

  ▼静岡大学吹奏楽団
  https://twitter.com/S_U_W_O

  ▼仙台フィル
  https://twitter.com/sendaiphil
  
  ▼ベルリンフィル
  https://twitter.com/BerlinPhilJapan
  
  ▼水戸芸術館 コンサートホールATM
  https://twitter.com/ConcertHall_ATM
  
  ▼日本フィルハーモニー交響楽団
  https://twitter.com/Japanphil
  
  ▼コメダ珈琲(音楽関係じゃないけど)
  https://twitter.com/KomedaOfficial



・インスタグラム
  
  日本の音楽団体でこれといったところはないですが、
  DCI関連の団体はひたすらフォローしておいて損なし。


・LINE@

  これは団体の若い衆に聞いてみてください。
  僕はメッセージがうっとおしくてほとんどミュートかけちゃってるので。
  




それではまた次回。








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2016年3月30日水曜日

プログラミングアドバイザーを付けてみよう




こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。


今日は「プログラミングアドバイザーを付けてみよう」

という内容です。


このブログを読んでいる人なら分かると思いますが

プログラミングって演目のほうのプログラムね。


どこも最近は集客が厳しいようで、

プロでも何がしたいのかよくわからないプログラミングで

結局集客が上手くいっていないところもあるかと思います。


これは音楽に限らず一般企業でもそうなのですが、

どうしても中の人だけで考えるのには限界があります。


見えてるようで見えてないですからね。


そこで社外取締役だの監査役だのを付けるわけですが、

演奏団体(団体じゃなくてもいいのですが)の場合はどうすればいいか。


集客の重要な要素として演目があるわけですから、

やはり変化が欲しい場合はプログラミングアドバイザーの存在が必要になります。


誰でもいいわけではないので当然その形態の音楽に詳しい人が良いのですが、

プロ団体であればすぐに良い人材を確保できるでしょう。

アマチュアの場合はプロフェッショナルなアドバイザーを雇う金もないので

とにかくコネの中から探すしかないかもしれません。


いずれにしても、人間「他人のことはよく分かる」ですから、

それを活用していただくということになります。


最近は演奏会ラッシュだったので色々なバンドの演目をチェックしていたんですが

どうも似たような雰囲気の構成だったり選曲だったりして

ゲロ吐きそうだったので、検討してみてください。


AもBもCもDも同じようなプログラミングの場合、

どの演奏会にも行きません。


似たような選択肢ばかりが並ぶと、

結局どれも買わないっていう行動経済学の原理ですね。


例えば吹奏楽だと、

クラシック曲のアレンジをメインにドン!って持ってこないと不安、

っていうのが透けて見えるのですが、

それで集客出来ないバンドはアドバイザーに客観的に見てもらったほうが良いでしょう。




それではまた次回。








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2016年3月29日火曜日

お役立ち記事まとめ(2016/3/29)画像作成系




こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。


今日はお役立ち記事まとめです。


画像作成に関するものをまとめてみました。

Web担はferret会員登録しておくと何かと役立ちますよ。


▼知ってるだけで地味に使える!Photoshopの小技5選
https://ferret-plus.com/1493


▼Webデザイン初心者でもうまくいく!Photoshopで画像を切り抜く方法
https://ferret-plus.com/3225


▼非デザイナーこそストックしておくと便利な無料のパターン素材60選
https://ferret-plus.com/3110


▼インストール不要!超お手軽に画像加工ができる無料サービス20選
https://ferret-plus.com/238117


▼これが欲しかった!フリーフォント22選【日本語対応/商用可/無料】
http://liskul.com/freefont-2626




それではまた次回。








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2016年3月28日月曜日

お役立ち記事まとめ(2016/3/28)




こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。


今日はお役立ち記事まとめです。


サイト作成・運営の基礎に関するものをまとめてみました。


▼HTMLの基本構造を学ぼう
https://ferret-plus.com/3302


▼SEO対策とは~初心者でも分かるSEO対策の基礎~
https://ferret-plus.com/1733


▼参考になるレスポンシブデザインのサンプル集
https://ferret-plus.com/3270


▼レスポンシブデザインを作るときにオススメ!cssフレームワークまとめ
https://ferret-plus.com/3271


▼デザインやレイアウトで取り入れたい心理効果13選
https://ferret-plus.com/3254


▼5年間のランディングページ制作で行き着いた鉄板の構成と7つのポイント
https://ferret-plus.com/3584


▼Webデザインは少しの工夫が重要!デザインクオリティが驚くほど向上するテクニック16まとめ
https://ferret-plus.com/1672


▼A/Bテストを行うときに知っておきたい基礎知識・事例厳選4選
https://ferret-plus.com/1589


▼オウンドメディアを一から立ち上げるための方法論
https://ferret-plus.com/2625


▼【Web担あるある】人なし・時間なし・知識なし。SEOでオーガニックセッション7倍増に成功した新卒エンジニア1年間の軌跡
https://ferret-plus.com/3679


▼新規訪問ですぐにリピーターになってくれる人の行動を探って、リピーター増加のヒントを考えよう
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2016/03/24/22403


▼著作権とは|Web担当者、デザイナーが知るべき著作権
https://ferret-plus.com/1934




それではまた次回。








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2016年3月25日金曜日

音大卒をビジネスマンに変えるには




こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。


今日は「音大卒をビジネスマンに変えるには」

ということで書いてみます。


最近は音大卒は武器になるとか、

音大生向けの就職指南書みたいなのが出て、

まあそれなりに話題のようです。


ですが、少なくとも僕の経験上、

音楽関係の業務といえども企業は企業であり、

その中で音大卒ほど使えない人材はいません。


いったいどんな教育を受けたらそんな風になるのか知りませんが、

とにかく言い訳が多い、否定が多い。

出来るための方法を探す前に出来ない理由を並びたてて、

自分は音楽のすべてを知っているかのような顔をして周りを見下す。

一切利益を生みません。百害あって一利なしのクソ人材です。


とまあそういう方々と出会ってきたのですが、

たまたま僕が出会ったのがそういう方だっただけだと思います。


・・・思いますが、これが自分が関わった案件だけじゃないから厄介です。


音楽関連のお仕事(企業やプロの演奏団体とか財団法人とかそういうのですね)

の現場にはそれこそ音大卒があふれていたりするのですが、

他の現場でもお話を聞いてみると、

アタマ悪すぎて邪魔、っていうことがしばしばあるそうです。


アタマが悪いっていうのはたぶんモノを知らないだけだと思うんですけどね。

音大以外の大学で経済学や商業を専攻した人に比べれば、

そりゃあ知らないだろう、って話で、雇う側は、

彼らその辺の教養は高校生とさほど変わらない、

と考えておいたほうが無難ではないでしょうか。


ただシンプルに音楽の知識と経験があるだけです。


その知識も経験も、自分が専攻したもの以外はサッパリだったりするので、

「業界」でやっていくには全然足りたかったりするんです。


なので「音大卒だから色々知ってるだろうし飲み込みも早いだろう」

なんてのは幻想に過ぎません。


どのみち会社のやり方とかを1から学んでいただくわけですし、

知識についても新しく仕入れていただかなくてはいけません。

それまでの知識ってのはビジネス上、別にどうでもいいんです。


そうなると頭の良さそうな大学でゼミでバンバン研究して

卒論書き上げました、っていう大学生の方がまだいいですわ、

っていう話になるんですけど。


ただまあ今回はそれでも音大卒を活かすにはどうすべきか、

ということで。


音楽を魔法に例えてさらにドラクエIIIの転職システムで例えると、

音大卒ってのはレベルの高い魔法使い。

その他の新卒は戦士です。レベルは様々ですが、魔法は使えません。


音大卒を活かすというのは、

魔法使いを戦士に転職させて魔法も使える戦士にすることです。


ここでいう戦士は将来「マーケッター」として活躍してもらわなければなりません。

音楽関連の企業だから他業種ほどビジネスの専門性が必要ないかというと、

そんなことはない、ってことは分かりますよね。

内部にマーケッターがいるかいないかで成否が分かれます。


もうすでに就職されている音大卒の方についてはどうしようもないので、

もし使えない(使いこなせない)のであればクビにしてください。

いずれ自分が出来ないのを会社のせいにして辞めてしまうか、

ただ甘えて寄生しているだけの人材なので、

早いうちに切ったほうがいいです。


もしあなた自身が音大卒で、「自分使えないな」と思ったら、

今すぐビジネスの勉強を凄まじいスピードでこなしていくしかありません。

クビが飛ぶ前に。


では新卒採用の場合の話にしましょう。

音大卒の人を採用したい、どうしても音大卒じゃないと不安だ、

と思っている採用担当の方は、

インターンシップを導入してください。

これしかないです。


実際にやらせてみて、そもそも自習する気があるかどうかを見ましょう。

「教えてもらわないと出来ない」のはインターンにとっては当たり前なのですが、

その中で仕事への取り組み方を見てください。

学びたい、もっと知りたいという意欲があればまだいいほうなので、

「もしうちに就職したい気が起きたら、これとこれも勉強しておいてね」

といってインターンを終わらせましょう。

インターンはスキルアップとその後の採用見極めを前提として行うので、

有望な人材であれば手厚く保護してぜひとも獲得しましょう。


逆に「軽いアルバイト感覚」で来てるだけの人はサヨウナラです。

害になる人材です。採用する必要はありません。

ご縁がありませんでしたね、で終わりで良いです。

代わりにガッツのある体育会系でも採用したほうがよっぽど活躍してくれます。


中途採用の場合は、前職もしくは現職での実績次第ですよね。

あとはキャラが合うかどうかだけなんで、

試用期間で判断するしかないですね。


気を付けたいのは、本当に優秀な人材を中途採用したければ、

給与の出し惜しみはしないことですね。


求人を見ているとこの業界、賃金安いんですよ。

なんだか「音楽の仕事したいんだろ?そんなやつゴマンといるんだよ」

という感じで求職者の足元を見たような

「バカじゃねえの」っていう金額で求人出しているところがあります。

で、実際「薄給でもいいです、音楽の仕事なら何でも」

っていう何の役にも立たない人を採用してしまう。

アホです。


実際に運営が苦しい、だけど採用しないと仕事が回らない、

だからどうしても固定給そんなに出せない、ということであれば、

固定給+歩合+昇給ありで誘うしかないですね。

最初の固定給は少ないけど、利益を生んでくれれば歩合を出します、昇給もします、ということです。

成果主義時代に社会に出た僕のような世代にとっては当たり前の話なんですが、

なんか古い体質の会社ほどこれに対応できないですね。頭の中が古楽なんですかね。


まあこの業界、中途採用の場合はコネが一番安全かな。


とまあ色々書いてきましたが、一番言いたかったのは

「インターンシップを導入せよ」

ってところです。




それではまた次回。








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2016年3月24日木曜日

横につながろう、輪を広げよう




こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。


今日は「横につながろう、輪を広げよう」

ということで書いてみます。


これまで色々な事を書いてきましたが、

それらを実践してみたり考えてみたりするだけでなく、

シェアしましょう、というのが今日の話です。


このブログを「ふむふむ」といってご覧いただいている方の多くは、

ウェブ上のPRやマーケティングに興味がある、

広報のやり方に行き詰っている、

集客に苦労している、

というような方だと仮定します。


一人で悩んでいる方もいれば、

他のスタッフやメンバーにすでに提案を始めている方もいらっしゃるかもしれません。


ひとつの理念や目的の元に集まっている者同士のほうが話が進みやすいのは確かですが、

世の中には人の数だけ価値観があり、

それに同意できるかどうかはともかく、

クラシック音楽が好きであるという共通点はあるわけです。


そして、クラシック業界、このままでいいのかな?

という危機感を持っている人があちらこちらの団体にいることでしょう。


自分の団体を成功に導くのはマストですが、

それに終始することなく、

せっかくですから多様な価値観に触れてみるのもよろしいかと思います。


そこから思いがけないアイディアが出ることもありますしね。


クラシック愛好家はそれなりに多いと思いますが、

ポップスやロックなどの愛好家に比べてパイが少ないのは間違いないでしょう。


このような状況下で成功するためには、

ただ自分の団体の中でのみ完結して、

少ないパイの奪い合いをしていてはなかなかうまくいきません。


争うのではなく共存してクラシックの認知向上、振興に尽力する。


これにつきると思います。


Twitterのなれ合いのことを指しているのではありませんよ。


出来れば広報担当者同士の定期的な会合などがあるとベターです。

「手の内をさらして真似されたらうちの集客がうまくいかないじゃないか」

という発想の方は、おそらく手の内をさらさなくてもうまくいきません。

そこにこの業界を盛り上げる、底上げするというような熱意がないですからね。


一人または一つの団体だけでやるよりも、

互助会的に一致団結したほうが効果が出ます。


ここでもウェブとリアルの結びつきを意識できた団体が最終的には成功すると思いますが、

ウェブ上でお付き合いのある近隣の団体とは、リアルでも交流を深めておくと良いでしょう。


どれだけウェブで展開しても、

最終的にはリアルの場で演奏会などのイベントを行うわけですから、

ウェブに入れ込み過ぎてリアルの場をおろそかにしてはいけないわけです。


さらなる飛躍を遂げたいと願うのであれば、

「団体同士で横につながり、輪を広げる」

というのも重要な戦略なのです。




それではまた次回。








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2016年3月23日水曜日

企業や財団法人、学校法人と提携して演奏会を開催してみよう




こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。


今日は「企業や財団法人、学校法人と提携して演奏会を開催してみよう」

ということで書いてみます。


よくある助成金を得るという話ではないです。


何年前だったか覚えてないですが、

京都の龍谷大学吹奏楽部の演奏会が広島でありまして。


滅多に聴く機会がないので行ったのですけど、

大学の広報とタイアップしてて、

キャンパス説明会とセットみたいな感じだったんですよね。


だから受験生とかその親御さん向けの企画なんですけど。


でも僕はもうオッサンでしたし今更大学入る気もないので、

「こういうやり方すればツアーも出来るよね」

とかそんなことばっかり考えてました。


大学側からの働きかけで実現したのか、

それとも学生側からの働きかけだったのかは知らないのですが、

お互いにメリットがあってこれはいいな、

と思ったわけです。


大学からすれば少なくとも吹奏楽部の高校生を「見込み顧客」に変えられるし、

バンド側からすれば自分たちだけでは資金面で難しい遠征が出来るわけで、

こんなオイシイ話はないなというわけですね。


2016年も滋賀でコンサートをやっていてそれを大学側が宣伝していたので、

お互いに成功している企画なのかもしれません。


世の中の流れというのは、上流に誰がいて水を流しているのか知りませんが、

それはそれはなかなか恐ろしいものでして、

企業、特に上場企業であれば「CSR」というものを求められるようになりました。


Corporate Social Responsibility、略してCSRです。

「企業の社会的責任」と訳されるものです。


具体的に何をするのかってのは企業ごとに違うのですが、

地域の活性化とかイベントへの参加ってのは結構メジャーなところかな、

という印象です。


また、財団法人や、上述の龍谷大学のような学校法人も、

当然スポーツや文化などの振興を目的としていたり、

はたまた学校経営のために広報が必要になったりしていますよね。


ボンビーバンドはここを使わない手はない。


・企業の社会貢献活動の一環として

・財団法人、学校法人の広報活動の一環として

演奏会を共催する、もしくは主催してもらう。


自主公演であれもこれもやりたいけどお金が足りない場合、

これを使えばやれることが増えるかもしれません。

ギャラのお高いソリストも呼べるかもしれない。


またイベントの広報も協力・分担して行うことで、

自分たちよりも影響力のある組織が広報をしてくれるというメリットがあります。


知名度の低いプロ団体などは、

自主独立でやっていきたいとしても、

例えば年に1回くらいはこういうのをやるだけで認知度がグッと上がるかもしれません。


アマチュア団体であれば、地域で有名な企業とタイアップすることで

同じように「地域のバンド」としての認知が上がるかもしれません。


認知度が上がれば次からは集客もしやすくなりますし、

運営がだいぶ楽になるということですね。



まずは法人に対して

「我々はこういうことが出来ますよ」

「こういう客が呼べますよ」

というプレゼンをするための資料を作らなければいけませんが、

プレゼン資料は他の機会にも使うかもしれないし、

団体の現状を客観的に分析するという観点からも、

一度作ってみるといいかもしれませんね。






それではまた次回。








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2016年3月22日火曜日

ワークショップを主催してみよう




こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。


今日は「ワークショップを主催してみよう」ということで書いてみます。


ワークショップってナニーン、っていう方もおられると思いますが、

ざっくりと参加型講習会とでも思っておけばいいですよ。

講習会+実際にやってもらう

って感じ。


例えば就活ワークショップだと、

履歴書の書き方とかマナーとかの座学+実践(受講生同士で模擬面接とか)

になるんでしょうかね。


まあただの勉強会みたいな感じでもいいのですが、

自分の団体が持つノウハウや疑問、そういったものを講座のテーマにして、

学ぶ機会を作ってあげよう、という提案です。


例えば・・・

 ・メチャ忙しい部活の顧問の先生を対象とした、効率的な仕事法

 ・広報について考える会
 
 ・地域戦略セッション
 
 ・ステージマナー講座
 
 ・舞台設営レッスン
 
 ・タイムテーブルの作り方
 
 ・フロアスタッフセミナー
 
 ・海外の指揮者や作曲家を招いての講習会
 
とかね。

プロの団体でもアマチュア団体でも連盟だの協会だのでも、主催はなんでもいいです。

企業と共催でもいいです。


学ぶ機会を創出して、業界の様々な場面でのレベルアップを図り、

なおかつ自分の団体のブランドイメージもアップさせるのが目的です。


「普段なかなか聞けない話」

「得難い体験」

であることが大事ですね。


参加費についてですが、

よくあるビジネス系のセミナーだと何万円とか取られる場合がありますが、

ブランディングのための広報費と思って参加費はそこそこで押さえておきましょう。


ワークショップでガッポガッポ儲けようとは思わない方が良いです。

会場費+講師の交通費+弁当代くらいでいいでしょう。

プロ団体の場合、メンバーの中には「ギャラをよこせ」という人がいるかもしれませんが、

そういう人はそもそも講師に選ばなければ良い。

目的を共有できる熱い人にお願いすれば良いだけです。


海外を含め団体のメンバー以外の方を呼ぶ場合はギャラ出してあげたいですけどね。

ただギャラを重視しすぎて参加費が高騰すると、

人が集まらない業界だと思った方が無難でしょう。


そのあたりは熱意で納得いただくしかないので、

外部講師を招く場合は、

そもそも問題意識や解決への熱意がない団体には向かないですね。


ただ業界の活性化のためには、

いわゆる「業界関係団体」「業界関係者」だけでなく

演奏団体サイドもこういった活動に加わって欲しいと願っておりますので、

まずは

 ・地域のアマチュアなどを対象にする
 
 ・地域の団体同士の交流、意見交換

などのような感じで、何かしら手を付けてみて欲しいなあと思います。


「この地域のクラシックは自分たちがリードするんだ」

「ゆくゆくはクラシック業界全体のためになるんだ」

という熱い団体があってもいいじゃない。


そんなことを考える昨今です。

ブランディング効果は大きいと思うので、ぜひ検討してみてください。




それではまた次回。








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2016年3月18日金曜日

一点突破、全面展開(3)ショップを作ってなんでも売ってしまおう




こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。


「一点突破、全面展開」最終回。


前回は「CDを作って売ろう」でしたが、

今回はそれをさらに押し広げます。


このブログは基本的にWEB上のPRなどについて書いているのですが、

今回はリアルが絡んできます。


かつて特に物販に関して「ネット」と「リアル」は分けられて考えられていましたが、

いま「ネット」は「リアル」とどう結び付けられるかが課題になっています。


「リアル」の活動を基本とするクラシック音楽業界にとって、

この流れは丁度良い。

今こそネットを活用しリアルと結びつけるべきです。


リアルの場としては

・演奏会

・講習会

・その他各種イベント

・事務所的なもの(チケットセンターなど含む)

があると思います。



演奏会という商品に関して言えば、

商品の一次情報はネットで告知し、

リアルの場でそれを体感してもらう流れになるのですが、

物販においても同じことを行ってみましょう。


前回はCDを作りましたが、

正直これだけだとスケールメリットがありませんので、

モールに出店してもお客様は集まりません。(さほど儲かりません)


ただモールの受注処理機能は非常に便利なうえ、

モールそれぞれでポイント特典などもあるので、

オフィシャルストアをモールに出店するのは消費者側からすればメリットがあります。


そこで演奏以外の売り物(物販)を

すべて自社サイトからモールに回してしまうという手があります。

自社サイトでフォームを使ってやり取りする必要もないですし、楽です。

もちろん手数料はかかるのですが、

Yahooショッピングであれば月額出店料がかからないので(2016.3月現在)、

物販だけなら、出すとしたらここでしょうね。


自社サイトからは出店先の商品ページにリンクを貼るだけでOK。


で今回は「なんでも売ってしまおう」ってことなんで、

まず何が売れるか考えます。

・CD(非売品はオークション以外では売っちゃダメですよ)

・DVD(同上)

・過去のチラシ

・過去のパンフレット

・チケット

・オフィシャルグッズ各種

などは販売できますね。

チラシなんて余ってたらラミネート加工でもして

1枚100円とかで売っちゃえばいいんですよ。

欲しい人も多分いますから。多分ね。売れればラッキー。

(意外とこういうのはヤフオクのほうが食いつき良かったりもする)


まあ、これくらいなら自社サイトでもいいんですけどね。

事務局の有無や忙しさによりますね。


ポイントは、これをリアルな場でも買えるように準備しておくことです。

サイトに並べている商品を会場物販などに持ち込んだりってことですね。


通販サイトのジレンマってのは「送料」これにつきるんです。


当然送料だって価値があるから料金となるわけで、

別に運送会社がタダで運んでくれるわけじゃないですからね。


だけど条件は色々だけど「送料無料」ってのが

ほぼ当たり前の感覚になっている消費者が多いので、

利益から削るしかないんですよ。


ここが非常に難しい。


そこでリアルの場を持っている我々の業界は、

リアルの場を最大限に活用したいわけです。


例えばサイトでチケット予約購入して、当日会場で引き換えとか、

そういうことも出来るわけですよね。

モールでこれをやってれば、

お客様は豊富な決済方法から選ぶことが出来るメリットがあります。

あとはフォームでやるのと同じですが、

注文番号が記載されたメールを照会するだけでOKです。


CDにしたって、演奏会に来るんであれば同じように予約で引き換えでもいいわけです。

現場でお金のやり取りして釣銭がねえだのなんだのっていうトラブルも防げます。


普段、通販サイトの運営してないとあんまりピントコーンかもしれませんが、

これは凄いアドバンテージなんですよね。

送料がかからないですから。


注意点としては、

・在庫管理(売り越しが発生しないように)

・お客様のメールアドレスは手に入らない

このあたり。

特にメアドは、個人情報の扱いがどうなっているか、

出店したいモールや利用したいサービスそれぞれで違うので

よくよくチェックしておかないと、

メールマーケティングが出来なくなるので注意が必要です。



あとはCD作る金がないとか、

CDを作る気がそもそもないときに

音源をダウンロード販売するっていう手もあります。


Tune Core(http://www.tunecore.co.jp/)とかがいいんですかね。



いずれにしても「一点突破」した後の話ですが、

意外とファンが欲しがるアイテムって多いので、

(特に公式アイテムみたいなやつ)

アンケートを取るなりして考えてみてもいいかもしれませんね。






それではまた次回。








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2016年3月17日木曜日

一点突破、全面展開(2)CDを作って売ろう




こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。


「一点突破、全面展開」第2回。


前回は「一番のウリは演奏そのもの」として書きましたが、

それで一点突破した後の話です。


CDが売れない時代とは言いますが

それでも一点突破していればまだ売れます。

簡単ではないですが。


今回は「作って売ろう」

ということで、作るのが目的ではなくて、

売って稼いで運営を楽にする、

もしくは他の企画に投資する、

ってのを目標にしています。


すでに一点突破している状態での話ですので、

その後の展開のひとつとして、

CDを使って固定ファンを増やす、

貴重な録音をシェアする、

といったことも含まれます。


CDを作って売るとはいっても予算もありますしね。

・どれだけ利益を上げたいのか

・どれだけ経費がかかるのか

・どうやって売るのか(どれだけ売れるのか)

をまず考えましょう。


CDのクオリティは、その予算を考える段階で変わります。

経費を抑えると、安かろう悪かろうになることもあります。

逆にすでに色々な賞を受賞していたり、

良い音でパッケージしてくれるところはやはり少々高いです。


初めは安いところで利益を出してやがて大手に頼むのも良いですが、

まず後悔すること間違いなしだと思うので、

クオリティを重視するなら初めから良い音でパッケージしてくれるところに頼みましょう。


売り方ですが、自分の団体で管理する(自主制作)の場合は、

今はやっぱり演奏会での物販が一番売れやすいです。

演奏で一定の評価を得ていて、大きなホールで演奏できるレベルであれば、

CD作成直後の初回演奏会で来場者数の5~10%くらいは頑張れば売れるかと思います。

(経験則ですが)

1,000人お客さんが入れば50~100枚。

まあ、売り子さんの努力いかんによります。


ただし会場物販が認められていないところもありますし、

物販できても手数料取られるところもあるので要注意。

欲しいのは利益です。


残りは自社サイトで売ったり小売店に卸したり。

卸しを始めると事務負担がかなり増えますし利益も減ります。覚悟しましょう。

1-2店舗に抑えた方が無難です。

なので売れる店舗を選びましょう。

amazonにも出店しているようなところがベターかな。



自社サイトで売りたければもうYouTubeで全曲公開くらいしないと厳しいです。

「youtubeで全部聴けたらCD売れない」ってのはちょっと古い。

YouTubeですら聴けないものはそもそも売れない、と思っておきましょう。

今回は流通網を持っているメーカーではなく自主制作ですからね。

(正直メーカーにももっとYouTubeで聴かせて欲しい。少なくとも僕は買ってません)


そのうえでCDだけの特典を付けておけば、YouTube見ただけでは特典が手に入らないので、

特典が欲しい人はCDを買うっていう仕掛けも考えられます。


メーカーに販売代行もしてもらう形の自主制作ってのもありますが、

正直期待は出来ないうえにコントロールが効かず、特に儲かるわけでもないので、

「CDを作る」じゃなくて「売る」のが目的の場合はオススメしません。


自社サイトでCDを売る場合の注意ですが、

商品情報を出来るだけ細かく掲載することです。


お客様は商品を手にとって見れないので、

手に取って見れる情報と同じくらいの情報を掲載しましょう。

バックインレイの情報ですね。

じゃないとまず売れないです。


他には、歴史ある団体であれば、

過去の演奏会の録音マスターを探して、

復刻ベスト盤とか作ってみると、往年のファンが喜ぶかもしれない。


すでに録音は終わっているので、

業者さんにトラック間の微調整をお願いしておしまいです。


自分たちでは気づいてない貴重さのある音源ってありますからね。

自主制作&自主販売、チャレンジしてみてほしいなと思います。







それではまた次回。








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2016年3月16日水曜日

一点突破、全面展開(1)メイン商材はあくまでも演奏である




こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。


今日からは「一点突破、全面展開」

ということで、3回に分けて書きます。


「一点突破、全面展開」っていうのはどうやら孫子の兵法の一つらしいのですが

僕は読んでないのでよくわかりません(オイ)。


要は、ビジネスに当てはめると、

色々やってるけどどれも儲かってない場合、

一番儲けが良い、反応が良いところにまずは注力して突き抜ける。

そのあとで連動して他のサービスに展開することはあっても、

色々やってる全サービスが「せーの」って全体を押し上げることはない、

ってことですね。


何かうまく行かないな~ってときはメイン商材に集中することです。


で演奏団体の場合、一番の売り物は演奏そのものなのですから、

(逆にコレがウリじゃなかったら何を売るのよって感じだよね)

まずは演奏のクオリティを高めることに資本も資源も集中させましょう。


CD作ったりチケット代取ったり(値上げしたり)っていうのは、

そのあとに連動して生まれてくるものなんですよ、

という当たり前のお話です。


色々な商材を展開しているけどどれも反応が弱い場合は、

主事業をまず何とかすることに頭を使いましょう。



例えば、吹奏楽で言うと、アマチュアにとってこの業界はコンクール中心ですから、

全日本吹奏楽コンクールに出て金賞取るのが最も集客効果が高いわけです。

僕はコンクール中心に回っているのが凄くうっとおしいんですが、

まあ利用できるものは利用してください。

チャチャっと金賞とって広報に利用しましょう。(無茶ぶり)



広報担当はこれまで色々書いてきたPRの手法も色々試してみてくださいね。



次回からは他の商品展開について書きます。

儲けることは悪いことではないですよ。

新しい企画にその利益を充てられるまでになれば儲けた甲斐があるというものです。





それではまた次回。








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2016年3月15日火曜日

クラシック音楽を盛り上げるための「お役立ちコンテンツ」を作成しよう




こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。


今日は「お役立ちコンテンツを作成しよう」

ということで、引き続きコンテンツについて考えてみます。


まあ他と同じことだけやっててもなかなかね~、

ということでどんなコンテンツを展開できるかは大事ですから。


新設の団体でもない限り、

それぞれ色々な経験を重ねてきていると思います。

プロにはプロの、アマにはアマの経験があるでしょう。


今日はその中から、

他の団体にも役立つ情報はシェアしてみてはいかがでしょうか、

というご提案です。


例えばプロ団体であれば、

・ステージマナー

・ウェブレッスン

・オススメのCD

・著作権について

などの記事をアマチュア向けに発信することもできますよね。

業界全体のレベルアップを考えるのであれば、

「アマチュアはこれだから・・・」などと嘆く前に

情報をシェアしてみるのもよろしいかと思いますよ。


またアマチュアでも、

業者さんとの仕事との仕方で気づいた点などがあれば

どんどんシェアしていくと良いと思います。


「こういうところをちゃんと打ち合わせておかないと後悔するよ」

とか、

「こんな広報をしたらこんな反響がありました」

とか

そういうことね。


役に立つかどうかは読み手次第なので、

ちょっとしたことでもバンバン公開していくと良いんじゃないかな。

(非公開情報みたいなのは書いちゃダメだよ。ギャラとか委嘱料とか)


それが結果的に役に立てば、

業界全体のレベルアップにつながっていくんじゃないかなと思います。


少ないパイを奪い合っていてもしょうがないので、

ぜひ助け合いの精神を持って臨んで頂きたいと思います。




それではまた次回。








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2016年3月14日月曜日

楽団員やスタッフ個々人をPRしてみよう




こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。


今日は「楽団員やスタッフ個々人をPRしてみよう」

ということで、ちょっと踏み込んだPRを考えてみます。

スクールバンドだとちょっと難しいですけど、

先生や外部講師の先生なんかには協力してもらえるかもしれません。

OBの活躍を伝えるとかいう手もありますね。


基本的に今回は大人のバンド(プロ・アマ)や協会や法人向けの内容になるかと思います。


まずなぜそこまで踏み込んでPRをするかというと、

まあざっくり言えばウリは多いほうが良いというところです。


もちろんメインのウリがしっかり伝えられているという前提での話で、

あれもこれもやればいいというわけではありません。


特に「すでにしっかりとPRが出来ている気がするけど、内容に親近感を持たせたい」

そんな団体にオススメの方法になります。


プロ団体のサイトなどに行くと指揮者なども含めてメンバー表が掲載されていることが多いです。

写真付きや個人のサイトURLも記載されている場合もあります。


もちろんそれもないよりはあったほうがいいので、

それだけでも良いっちゃあ良いのですが、

せっかく団員を紹介するのであれば

もっと踏み込んだ方が面白い。


ブログなりサイト内のページなり、なんでもいいですが

「記事ページ」を作りましょう。

そして記事を「連載する」ことが重要です。

更新のたびに「新しい情報」のPRが出来るからです。

ファンにとっては嬉しいですよね。


ではその記事、どんなことを書けば良いのか?

っていうことになると思うのですが、

下記のような内容が面白いんじゃないかなあと思います。


・団員(スタッフ)に関連する裏話

・団員(スタッフ)インタビュー記事


僕もこれまで色々と業種問わずに記事を読んでいますけれど、

なんだかんだで役に立って印象に残るのはインタビュー記事ですね。


テーマを変えれば何回でも同じ人にインタビュー出来るので、

「今年はこのテーマ、来年はこのテーマ」

と決めていけば、ネタに困ることもありません。


インタビュー記事であれば、インタビューされる側の視点で色々なことを語れます。


また裏話を書く場合、この場合は対象となる個人が語らずに

第三者(広報)が書く場合が増えると思いますが、

「裏話の展開にはドラマ性を持たせる」

というのがひとつ重要かなと思います。


「誰それはラーメン好きです」

だけで終わってはいかんということです。

そこに何かしらドラマ性を持たせたい。



音楽に関わっている人で

佐村河内守さん(および一連の騒動)を知らない人はいないと思いますが、

そもそも彼が「広く」注目されたのって、

音楽そのもの(新垣氏のやつ)の前に、

テレビなどを使ってドラマ性をふんだんにPRしたところにポイントがあります。


プロデュース能力がハンパなかったってことですね。

そして多くの人がまんまと騙された。


別にお客様を騙しましょうと言ってるわけではないですよ。

ただ、我々日本人はその人物や団体の背景にドラマを求めがち、

ということは改めて意識しておくと良いと思うのです。


ドラマ性を持たせるために嘘を書くことはいけませんが、

特に裏話を書く際にドラマ性のない記事はあまりPRにならないってことです。

価値がないわけではないですよ。PRにならないだけです。


ということでまとめると、

・団体だけではなく個々人にもスポットライトを当ててPRしてみる

・その方法として、裏話やインタビューなどの記事連載が使える

・裏話の展開にはドラマ性を持たせる

・役に立って印象に残るのはインタビュー記事

です。


別にブログじゃなくてメルマガとかでやってもいいんですが、

ターゲット次第ですかね。

定期会員にだけ冊子を発行する形でクローズドにするのも良いし、

ウェブで展開して広く認知してもらうのも良い、ってことです。




それではまた次回。








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2016年3月12日土曜日

企業じゃなくてもTwitterのアクティブサポートをしてみよう




こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。


今日は「アクティブサポートをしてみよう」

ということで、Twitterでの振る舞いについて考えてみます。


すでにTwitterのアカウントを持っている団体は多いと思います。

そして、自分の団体に関するツイートを検索している方も多いと思います。

僕のタイムラインにもいろいろなリツイートが表示されます。


ですが正直、何のコメントもなくRTだけされるとウザイです。

申し訳ないのですが、ウザイ。


そこで団体アカウントがツイートを検索した際にすべきこととして、

「アクティブサポート」

というのを提案したいと思います。


アクティブサポートってのは、

要は自分から関連するツイートを探して、コミュニケーションを図るというものです。

(上述のRTもそうなんですが)


例えば演奏会後であれば、

良い感想も悪い感想もあるでしょう。

お客様はそれを直接団体に問い合わせてくることはほとんどありません。


アクティブサポートをすることで問題の早期解決をしたり、

改善につなげるのはとても重要なことです。


また一連のコミュニケーションによって、

不満を抱えていたお客様をファンに変えることも出来ます。


さらにRTする場合も、そのままではなく引用ツイートにしてコメントを添えましょう。

受ける印象がだいぶ変わります。


注意したいのは、

・応答文をコピペしないこと:

 結果的に似たような文面になってしまうことはありますが、
 一人一人のお客様を大事にしてください。

・すぐに対応すること

 該当のツイートを見つけたら、すぐに応答しましょう。
 担当者の一存では何もできない場合も
 「検討します」
 「後ほど担当が詳しくご案内します」
 など、一旦アクションを起こすのが重要です。


こんなところですかね。


あと、次回の売り込みは、この段階ではやめておきましょう。

ウザイからね。

あくまでもサポートなので、該当ツイートに関することのみにしておきましょう。


Twitterで知らない人とコミュニケーションを取るのが嫌な人が

広報やってる場合もあると思いますが、

それは適材適所ではないと思うので担当変えてもらってください。





それではまた次回。








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2016年3月11日金曜日

大事なのはコンテンツ、でもどうすれば?インサイトの活用について。


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3月11日、Yahoo! JAPANで「3.11」というキーワードで検索すると、
おひとりにつき10円が、Yahoo! JAPANから
被災地の復興にたずさわる団体に寄付されます。

http://fukko.yahoo.co.jp/

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こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。


今日は「大事なのはコンテンツ、でもどうすれば?」

ということで、伝家の宝刀、書き逃げを行います。


これまで色々書いてきました。

中にはコンテンツマーケティングに関する記事もありましたね。


で、結局のところ、

「じゃあ我々は何を用意したらいいんだ!?」

という思考の袋小路に迷い込んでいる方もおられるでしょう。


考えることが基本ですからそれで良いのですが

ハマってしまうと熱が出るので、

今日は副題として

「インサイトの活用~何が求められているのか?ついて考えよう」

というのを設定してみます。


インサイト。

直訳すると「洞察」

とかそんな意味です。


もともとは広告の考え方から始まっているみたいなんですが(違ったかな)

マーケティングの世界(どんな世界やねん)では、

消費者インサイトとかターゲットインサイトとか

なんだかそれらしい名前をつけてみたものの

どうにもパッとしない手法です(笑)


要は「ターゲット顧客が何を求めているんだろうか」ということをあぶりだしてですね、

広告とかに応用しようよっていうやり方なんですが、

別に広告じゃなくてもなんでもいいです。


僕は商品企画の際に使ってましたけどね。


よく顧客のウォンツとニーズとか言われますが

そんなパヤパヤな感じでもなく

インサイトの本性は顧客の潜在欲求を推察して、

それを解決するための手段を考える、って感じになります。


これについて定義みたいなものを知りたい人は下記のサイトを見ておいてください。

▼「インサイト」を知ればマーケティングも変わる
http://www.yomiuri-is.co.jp/perigee/feature13.html

▼「「なぜ」を掘り下げると見えてくる消費者インサイトの活用法」
http://www.dhbr.net/articles/-/3453


それぞれ結構長くて小難しい記事ですがやるからには読んでおいたほうが良いでしょう。


で、今回は端折りますが、

とにかく「どうPRしたらいいか」っていう時に

「解決策を提示する」っていうのは効果があるやり方なので、

ぜひやってみてほしいことのひとつです。

これまで「自分だったらどうか、考えましょう」

とよく書いてきましたが、そのもっと先の話ですね。


じゃあ具体的に僕がどう使ってたか、

っていう話が参考になるかもしれないのでお話します。



【商品企画からマーケティングまで一貫性を持たせる場合】


ある商品を企画するときに、

初めは思いつきなんです。

「こんなんいいんじゃないのー」

っていうね。経験則ですね。


で、それが本当にハマるのか、っていうのを探ったり、

企画そのものをブラッシュアップさせるのに使ったりしました。


まず、ターゲット顧客を決めます。

誰に売りたいのか、ですね。

こういう基本が決まっていることが前提です。


そのうえで、そのターゲットの

 ・悩み

 ・不安

 ・なりたい自分

なんかをバババババババババと思いつく限りメチャたくさん書き出します。


そうすると、いくつか共通項が出てくるので、

それを上手くキャッチして、

解決するための商品構成だったりに企画を変容させていきます。

その結果、どのように売り出すか、PRするか、ってのも自ずと決まってきます。



【ウェブサイト全体の構成を見直す場合】


ほかにはサイトのレイアウトやコンテンツを改善する際にも使いました。

同じようにターゲットの

 ・悩み

 ・不安

 ・なりたい自分

をバババッと書いて、

それを解決できるようなサイトに改良していくわけです。

これもまず基本として「サイトからの売上を上げたいからコンテンツを改善する」とか

「バナーのクリック率を上げよう」とか

そういう目的がはっきりしていないと、結論がまとまらないので意味ないですけどね。


ポイントは、「潜在欲求を解決させるコンテンツを出して新しい満足を得てもらうこと」


顕在的なニーズを書き出してみてその中から潜在的なニーズを推察出来れば最高です。


もし袋小路にハマってしまったら、使ってみてはいかがでしょうか。







それではまた次回。








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2016年3月10日木曜日

プロの演奏会から学ぼう(楽しいテスト付き)~アマチュア団体の広報担当者へ





こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。


地方団体シリーズ、いかがでしたでしょうか。

今日から再び通常の世界(?)に戻ります。

今日は「プロの演奏会から学ぼう」

ということで。


今回の記事は主にアマチュア団体向けに書かれていますが、

もちろんプロ団体の方も参考にしてみてください。


アマチュアのSNSでのPRで散見される

「来てください!」「ぜひご来場ください!」の文字。

踊りまくってますが、全然行く気が起こらない投稿が多いです。


なぜかなーと考えてみると

これまた理論的ではないのですが、

「信用ならん臭いがする」

という結論になります。


「この人、他の団体の演奏会には行ってるのかな」

「『うちは他団体は聴かないよ、でもうちには来てね』って言ってんのかな」

「勉強している姿勢が見えないな」

「行って良い思いが出来る気がしない」

「だって行くメリット何にも伝わってないんだもん」

という感じです。


どうでしょう。心当たりございませんか。


演奏会に来てほしい、集客を増やしたい。

それはどのバンドでもまあ同じでしょう。

でも他のバンドの演奏会には出かけない。


これがまかり通っているうちは、どのバンドも集客に苦しむことになります。

だって他団体の演奏会には行かないんでしょ。


広報担当者にお願いしたいことは、

定期的にでもいいし不定期でも構わないので、

まず広報を始めるまえにプロの演奏会に足を運んでください。

同じ編成の楽団でもいいですしソロリサイタルでもなんでもいいです。


演奏会に足を運ぶと決めたら、

どの演奏会に行くかを考えますよね?

色々な団体が、集客のためにネット上でどのようなPRをしているのか、

足を運ぶ前に必ずチェックしておいてください。


そして演奏会に行きます。

事前にチェックをしていればいるほど、多くの情報が飛び込んできます。



テストです。

コンビニエンスストアの「セブンイレブン」。

看板には「7」と目立つ表記がありますね。

そこにほかに英語が書かれているのを知っていましたか?

書いてみてください。予想は出来ますね。

書きましたか?

ではそれは大文字ですか?小文字ですか?


▼答え合わせ
http://livedoor.blogimg.jp/yukawanet/imgs/8/f/8ff864cf.jpg


どうでしょうか。


最後のNだけ小文字です。


これは有名な話なので知っていた方もいるかもしれません。


ではもう一つテストです。

同じくコンビニエンスストアのローソン。

看板には牛乳瓶が書いてあります。

絵の上には「LAWSON」と書いてあります。

この看板、他に何が書いてありますか?


▼答え合わせ
http://www.brand-yurai.net/detail/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%B3%EF%BC%88LAWSON%EF%BC%89.html


これも有名な話です。

知っていれば答えられたでしょう。

でも知らなかったあなたは、この話を誰かと共有するかもしれない。

「知ってた?セブンイレブンって・・・」

という感じで。シェアしていいですよ。


これが凄く大事です。


演奏会に足を運ぶと演奏以外にも新しい発見がいっぱいでした。


あなたは後日、SNSや口頭で友人たちと情報をシェアします。

良かった点、悪かった点について。


それについて反応があります。

「何が良かったの?どういう風に良かったの?」

「何が悪かったの?なぜそれが悪いことなの?」


中には知ったかブッチャーさんがこう言います。

「ま、あのバンドは○○だからね」

あなたは返します。

「いやそういうことじゃねえよ」


このやり取り。これが何より大事です。

他人と情報をシェアすることで改めて気づく事実が浮かび上がってきます。

PRを前振りにして本番はどうなったのか。

ネット上のPRとリアルがどう結びついていたのか。


意識しなければ絶対に気付かないけれど、

意識すれば気づくこと、っていうのは山ほどあります。


逆に言えば、


「気づいてもらうためには意識してもらわないといけない」


ということです。


例えば、あなたがちょっと髪を切りました。

誰にも気づいてもらえませんでした。

それは誰もあなたの頭髪や髪型を意識していないからでしょう。


普段から「あの人の髪のセット、参考になるなあ」

などと意識されている人であれば、

ちょっと変えただけで

「変わったよね?」

ていうことぐらいは気づかれます。


そんなことを意識しながら演奏会に足を運んでみてください。

良いバンドや奏者に巡り合えたら、

あなたは彼らのその後の動向を意識します。

そうするとウェブ上のPRも目に留まるようになります。

意外と目からウロコなことをやってたりします。


プロも集客に苦しんでいる昨今なのですが、

事務局さんとかが頑張ってますからね。

まずはプロの演奏会に足を運んで学んでみましょう。


「学ぶこと」を「意識する」ことが大事です。




それではまた次回。








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2016年3月9日水曜日

地方オケ、地方バンドの戦い方(6)音源を世界に公開しよう、世界とつながろう





こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。



さてしばらく

「地方オケ、地方バンドの戦い方」

というテーマで書き逃げしておりましたが、

このテーマは本日で最終回。


今日は「音源を世界に公開しよう、世界とつながろう」

ということで。


これまでは「国内でどうするか」を念頭において書いてきましたが、

一気に世界に話を飛ばします。

まあね。国内終わったら国外だよね。


お客様は必ずしも全員国内の人である必要がありますか?

たぶん、ないですよね。


先日、あるベルギーの作曲家/指揮者とチャットをしていたんですが、

彼いはく、

「このグローバルな時代においてはね、音楽の共有がメッチャ重要やと思うねんな」

僕もそう思います。


ということで、まあこれは特に地方団体に限ったことではない

(海外から見たら日本は日本だから)

のですが、

YouTube、Linked Inなどを活用して、

どんどん団体のPRを行って頂きたいです。

一応リンク貼っておきますね。

▼YouTube
https://www.youtube.com/?gl=JP&hl=ja

▼Linked In
https://jp.linkedin.com/


特にYouTubeはチャンネル開設して、

動画撮影してなければ静止画に音声のっけるだけでもいいですから、

恐れることなくどんどんと発信していってほしいですね。


大丈夫!世界は広くて、

アマチュアの初見通しみたいなレベルの本番の演奏が上がってたりしますから、

全然大丈夫です。


あとは、ちょっと提案したいのは、

旅行会社とタイアップした企画。


日本は結構な観光国です。

あなたのお住まいの地域がどこかわかりませんが、

ここ数年、訪日外国人旅行者数がガンガン伸びています。

▼資料:観光庁による統計
http://www.mlit.go.jp/kankocho/siryou/toukei/in_out.html


僕の住んでいる広島は特に観光の目玉なので、

原爆ドーム、平和記念公園、

あのあたりにいけばほぼ毎日ツアー客がいます。


で、なかにはクラシック愛好家もいると思います。


僕が例えばシカゴに旅行に行くなら、

ついでにシカゴ響を聴きたいのですが、

同じような感じで、


「日本のオケってどんな感じ?」

「日本の吹奏楽ってどんな感じ?」

などと普段ちょこっと気にしている人もいるかもしれません。


ただし、そういう人がフツーに観光にきても、

いつどこで何の演奏会があるか、わからないですよね。


なので、ツアーのパッケージとして、

自分の団体の演奏会を組み込んだプランを旅行会社に提供する。


これは、世界遺産だの日本の伝統文化だのに匹敵する、

貴重な体験を観光客にもたらすと思います。

そのパッケージを買う旅行者はクラシック音楽に興味がある人だと思いますしね。


できればレセプションにも出て頂いて、

国際交流が出来れば最高です。


そんな感じで、ターゲットを国内日本人に絞らなければ、

集客が増える可能性がまた増えるわけです。


日本の音楽を売り出すというよりは、シェアする。


そういう感じで考えれば、

地方の団体であっても色々な戦略が見えてくると思います。



という感じで最後は世界をターゲットにして、

「地方オケ、地方バンドの戦い方」は一旦終了です。




それではまた次回。








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高校吹奏楽部を舞台にした小説です。よろしければ是非。

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2016年3月8日火曜日

地方オケ、地方バンドの戦い方(5)値上げをしてみよう~チケットの「格上げ」





こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。



さてしばらく

「地方オケ、地方バンドの戦い方」

というテーマで書き逃げしております。


今日は「値上げをしてみよう」

ということで。


地方というと何かと安いイメージ。

特に都会の人からは

「物価安いんでしょ?いいじゃん」

なーんて言われますが、

別の国じゃないんだから、

そんなに変わらないです。


なのに給料水準はバカ安。

これだけがバカ安。


給料安いんだから少々物価が安いどころじゃむしろマイナスなんですよ!(怒)


結局遠いところにある激安スーパーまで車使って行くことになるんですよ!


ザッツ・田舎・・・


地方創生なんて言ってますけどねアナタ、

とにかく給料を上げてくれと、無職の僕でも叫びたい。


そんな現状なわけですから、

公演やワークショップなどのチケット代も、

ある程度安くしないと買ってくれないんですよ。


貧富格差ってのは地方に行けば行くほど広がるんですたぶん。


だから、チケットを売っても売っても、

団体の運営は苦しいばかり。

自転車操業の毎日。


いかがでしょうか地方団体の皆様。


もしそんな感じでしたら、


いっそ値上げをしてみましょう。


バカな!


と思うかもしれません。いやむしろ思ってください。


ここでの仕掛けは、

「アイディア次第で高価格商品を用意する」

というところに肝があります。


現行のチケット代金を上げようというわけではありません。


商売では「見せ商品」みたいなのがあります。

「この商品は高いな!」と見せて、

「それに比べてこっちは安いな」と、

本当に売りたい商品を売るのです。


皆さんはどうですか。

自分で公演に行く際に、

SS席、S席、A席、B席。

どの席を買うことが多いですか?


この場合、SS席はべらぼうに高かったりします。

多くの人はSS席には手が出ません。富裕層のための席です。

S席は中~上流階級の席で、

こちらもそんなに多くの方が買えるわけではありません。


ですが本当に多く売りたいのは、A席。

そしてこの場合に最も売れるのも、A席です。


要は上にSSとSという高価格帯の商品を「見せ」ておいて、

下にB席という安いけど音響悪そうな席を「見せ」ておいて、

上と下を敬遠させて本当に売りたいA席を大量に売るわけです。


お分かりいただけただろうか。


で、このように座席の場所だけで選択させて売れているなら問題ないのですが、

実際にはこれをやっても集客できないと。


肝心なことを忘れてはいまいか。

ホールのことをよく知っているあなたなら、

SS席がどんだけいい響きで聴こえるか知っています。

他の席もどのように聴こえるか知っています。


ですがそのホールに来たことがない、

または来ても数回、

そのようなお客様にとって、


「SS席やS席には何のプレミアム感もない」


のです。


プレミアムチケットを用意したはずが、

お客様にはそれがプレミアムだとわかってもらえていない。

この場合「見せ」が無効になります。

比較するものがありません。

A席の魅力はナッシングになります。


結果・・・

どの席も買いません。

あなたの公演のチケットは売れませんでした。



ということになってしまいますよ!



「見せ」商品には、サルでもわかるようなプレミアム感がなければいけません。


「このプレミアムチケットを買ったらすげー楽しいんだろうけど、

 今はお金もないし普通の指定席にしておこう」

こんな感じに誘導したいんです。


「チケットを買うか買わないか」

から

「どのチケットを買うか」

無意識のうちに意識を変えたいのです。


プレミアム感を出すのは座席指定ではなく、

「体験を想像できるもの」

でなくてはいけません。


例えばマエストロとのアフターパーティーとか、

ワークショップへ参加できるとか、

そういうもの。


それをプレミアムチケットとして最上部に持ってきて、

「見せ」商品にします。

そんなに集まってもらっても困るので

せいぜい20~30枚くらい用意するだけでもいいです。


値段は信じられないくらい高く設定します。

一番売りたい通常シートの3倍でも5倍でもいいです。

内容に応じて強気の値付けをします。

どうせ買うのは限られた一部の富裕層なのでいくらでもいいです。

シート数も少ないので売れ残っても構いません。


そして、多くの人に

「これは高いな、買うならこっちだな」と思わせて、

一番たくさん売りたい席を売る。


値上げをするというのはそういうことです。

相対的な価値を上げること。


「行かなくてもいい演奏会」

から、

「どの席買おうかな」

一気に格上げするのです。



全てはプレミアムなアイディアを出せるかどうかにかかっていますが、

考えるだけならタダですから、考えない理由もありません。

ぜひ検討してみてください。





それではまた次回。








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2016年3月7日月曜日

地方オケ、地方バンドの戦い方(4)県外からのお客様も呼び込む!




こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。



さてしばらく

「地方オケ、地方バンドの戦い方」

というテーマで書き逃げしております。


今日は「県外からのお客様も呼び込む!」

ということで。


首都圏のように交通網が発達していて

近隣他県からも呼びやすいならまだしも、

そうでない地方だと県内ですらお客様は来てくれないです。


例えば僕の住んでいる広島市。


よく同じ広島県の福山市で演奏会があるのですけれど、

とても行く気になりません。

新幹線を使わないと、家から3時間かかるんですよ。

無理無理。往復で6時間。無理無理。やだ。


同じ3時間を使うなら新幹線にのって名古屋の実家にでも帰りますわ、

っていう話です。


そーなんです、めんどいんです!!


よっぽど公演そのものに凄まじい魅力がない限り、行きません。

超レアな公演でようやく「検討してみるか・・・」て段階です。


なので今回は「県外からのお客様も呼び込む!」ですが、

これは同時に県内の遠方のお客様も呼び込む!にも応用できます。


じゃあどうするかって話ですが、

このブログをずーっと読んできたアナタならお察しの通り、

考える!

ハイ出ました「考える」です。

もうそれしかありません。


何を考えるか?

これまたお察しの通り、

まずは「自分だったら」の視点で

「高い交通費を払ってでも演奏会に行きたくなる特典」

を考えます。


パッと思いつくのは

・割引

ですね。アホでも思いつく。


ただ新幹線往復で数万ぶっ飛ぶと仮定して、

5000円のチケットが4500円になっても

何も嬉しくない。全然楽しくない。


どうせ遠方まで足を運ぶなら、何がしたいですか?

・良いホテルや旅館に泊まりたい

・疲れを取りたい

・美味しいものが食べたい

・美味しいお酒が飲みたい

・観光したい

・友達を増やしたい


そんなところじゃないでしょうか。


そこで「割引」を使うのであれば、

チケットそのものを割り引くのではなく、

・宿泊施設

・温泉

・食事

・観光地

などとタイアップしたチケットを作ってみるのはどうでしょうか。


「観光客に人気の、伝統があり、食事が美味しく、地酒が楽しめる旅館の割引宿泊券付きチケット」

などです。

さらにさらに団体様の場合はそれに加えて旅行会社ともタイアップしちゃうという。


それぞれが少しずつ割引をすれば、

得られる体験に比べてお得感のでる価格で提供できそうですね。


また割引ではなく「特典付きチケット」も考えたいです。


以前のふるさと納税記事と重なる部分もありますが、

遠方にいては手に入れることのできない特産品付きのチケットや、


上述のような「友達を増やしたい」を満たすため

「レセプション付きチケット」

などなど。


やっぱり

「高い交通費と膨大な時間をかけてもお釣りがくる」

と思わせられれば、強いですね。


それに加えて、演奏会も素晴らしいとくれば、

もう言うことなし、ホックホクの笑顔で皆さん家路につかれることでしょう。


集客に悩んでおられるのであれば、

一考の価値ありかと存じます。




それではまた次回。








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2016年3月6日日曜日

地方オケ、地方バンドの戦い方(3)地域のメディアには積極的にかかわる




こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。



さてしばらく

「地方オケ、地方バンドの戦い方」

というテーマで書き逃げしております。


今日は「地域のメディアには積極的にかかわる」

ということで。


メディア。

色々ありますね。

テレビ、ラジオ、新聞、雑誌

影響力が強いのはこのあたりでしょう。

そのようなメディアの中でもローカルなものをまずは洗い出してみてください。


ローカルTV番組、TV局

ローカルラジオ番組、ラジオ局

ローカル新聞

ローカル雑誌



さらには商店街やショッピングモールなどが発行している、

フリーペーパーなどなど。


色々あると思います。


そういうものに積極的に絡んじゃおう、

というのが今回のお話です。


無料で取り上げてくれる場合もあれば、

広告費を払わないといけない場合もあるでしょう。


団体の資金によってどこまで食い込むかは変わってきますが、

当たって砕けろの精神でまずはコンタクトを取ってみることです。


どういった展開が出来るかはメディア側と一緒に考えながら作っていくべきでしょう。


地域情報に目がない人というのは地域を愛している人。

そんな人に気にかけてもらえる機会を作ったほうが、

全国紙などに金払うよりもよっぽど効果的だと思うのです。


この町にはこのバンドがある、

おらが村にはこんなオケがあるんだ、

そういう地域の誇りとなるように精進していただきつつ、

そうなるためのPRにも力を入れてみてはいかがでしょうか。


ほかにもツイキャスとかYouTubeとかでローカル情報を伝えている人もいるでしょう。

いろいろな接点を使って、団体の認知度を上げていきましょう。


音楽好きにとって、聴きに行けるオケやバンドがあるってのは、

とっても嬉しいことなのです。

貴重な存在なのです。


でも、その存在を知らなければ存在しないのと同じですし、

公演日がわからなければ、聴きにいくことも出来ません。


まずは地域のお客様を大事に。

それが出来ないバンドが遠方のお客様を呼び込むのは難しいと思います。





それではまた次回。








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2016年3月5日土曜日

地方オケ、地方バンドの戦い方(2)定期会員はふるさと納税者である




こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。



さてしばらく

「地方オケ、地方バンドの戦い方」

というテーマで書き逃げしております。


今日は「定期会員はふるさと納税者である」

ということで。


「ふるさと納税」はもうご存知ですよね?

地域の特産品などの特典とかついたりして話題になってたアレです。


今日は定期会員のお話なので主にプロ団体がターゲットになると思いますが、

アマチュアでも会員制度を取り入れているバンドは参考にしてみてください。

これから会員制度の導入を検討するってのもいいですよ。


ということで定期会員。

年間の公演数や座席に応じてチケット割引するのが一般的ですかね。

2016年の定期公演3公演&S席とか。

通しチケットみたいな感じ。


だいたい定期会員っていうとチケット割引で年間座席を買うような感じが多いでしょう。


でもそれだけではなかなかうまくいかない地方団体もあるかと思います。


そこで参考にしたいのがふるさと納税。


例えば企業のサポーターみたいな会員になると、

会員証とともに企業のグッズが送られて来たりしますが、

ノベルティとか特典グッズって結構嬉しいものです。


それと同じような、もっと「特別な体験」「予想外の嬉しい体験」を、

定期会員の方には与えてあげたいところです。

だって「定期会員」ですよ。


感覚がマヒしている団体もありそうですが、

雑誌でいえば定期購読みたいなもんですよ。

ベーシックインカムです。


こんなにありがたい話はないんですから、

良いもの提供したいじゃないですか。

(演奏会が良いものであるのは大前提です)


で、やはりその地域のオケならではの特典が欲しい。

どこでも手に入るものなんていらない!というわけですが、

ふるさと納税で「これいいな」「おもしろいな」って思った特典をいくつか挙げてみますね。

食べ物系は定番ですので外します。


・1日町長に就任できる

・対象地域のほとんどの宿泊施設、飲食店、コンビニやガソリンスタンドなどで使える感謝券

・純金手裏剣

・手掘り仏像

・フォーマルウェア

・鉄道模型

・除雪機

・ヘラクレスオオカブト

・オホーツクの流氷

・ポイント制にしてカタログから選ぶ

・ダイビングライセンス取得

・りんごの木のオーナー権


いやいや凄いことになっていますねふるさと納税。


大がかりなことをしようと思えば、

当然、行政や企業とコラボしなければいけませんが、

そこまでやらないとなかなか面白くないだろうなあ、

という感じもします。


ほとんど株主優待ですね。


まあそんな感じで色々と考えられると思うので

「自分だったら何が欲しいか、嬉しいか」というのを

スタッフ皆で出しあったら面白いと思いますよ。


割引がいい、というお客様もいれば、

割引なしで特典付きのほうがいい、というお客様もいると思うので、

色々なパターンに対応できるよう、体制を整えておきましょう。


「ここの定期会員で良かった!」


と思ってもらえるような感じにしたいですね。


話題性のある特典を思いついたら、

もちろんサイトでの告知のほかにSNSでの告知、

およびプレスリリースを出します。


上手く話題になればラッキーです。





それではまた次回。








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2016年3月4日金曜日

地方オケ、地方バンドの戦い方(1)地域の課題を把握して戦略をたてよう




こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。



さて今日からはしばらく

「地方オケ、地方バンドの戦い方」

というテーマで書き逃げします。


まず今日は「地域の課題を把握して戦略をたてよう」

ということで。


なーんとなく東京の方が人口も多いし集客も出来るんだろうなあ、

ということで東京の団体の真似をしてみようという団体も多いかと思いますが、

まあうまく行かないですよね。


それこそあっちは人口だって多いし、首都圏の交通の便だとかそういうのには叶わないですし。


それじゃあ地方団体はどうやって集客すれば良いんだろう、

ってことをつらつらと考えている昨今なのですが。


そのうちのひとつして、

地域の課題をしっかりと把握して、

運営に活かせないか?

というところ。


例えば少子高齢化が進んでいます、とか(これは全国的にそうでしょうけど)

保育園の待機児童数が多いですとか、

音楽教室が少なくプロに教わる機会が少ない、とか

歩きたばこが多いとかゴミのポイ捨てが多いとか交通事故が多いとか

小規模企業の倒産だとか雇用の問題とかですね。


音楽に関わらず(音楽も含めて)、

その地域が抱えている問題を洗い出してみて、

それに対して自分の団体が何を提供できるか?

どんな協力が出来るか?


という観点から企画などを考えていくのも、

ひとつ大事なことなのかなあ、

と思うのです。


地域における存在意義を高めるようなアプローチですね。


音楽に直接関係することであれば、

例えば上述のようにプロのレッスンが受けにくい環境にあるのであれば、

地方のプロ団体なら音楽教室を増やすなどといった取り組みも出来ますし、

もし県内に楽器屋さんが少なくてリペアが頼めない、頼みにくいという状況でしたら、

アマチュア団体でも合同でちょっと遠方のリペアマンをお呼びして

楽器の扱い方講習や実際に簡易リペアをしてもらう会を主催してみるとか、

まあそういうことも考えられると思います。


課題さえしっかり洗い出せれば、

あとは解決に向けてのアイディアを出せばいいだけなので、

企業や行政などとも連携できれば良いのかなと思います。


実際に企業の中にはそういった地域課題に取り組んでいるところも多いと思いますが、

今回はヤマト運輸のサイトに具体例が載っていましたので

参考までにリンク貼っておきますね。


▼ヤマト運輸:地域の課題解決取り組み事例
http://www.kuronekoyamato.co.jp/chiikishien/top.html


あくまでも考え方のひとつ、アプローチのひとつではありますが、

地域の団体が地域の課題解決の力になるのであれば、

こんなに素晴らしいことはないと思います。


きっとそういう団体が、地域の皆様に愛される団体となっていくのでしょう。




それではまた次回。








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2016年3月3日木曜日

他団体の形だけを真似しても意味がない。鍵はアウフヘーベンにあり





こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。



さて今日は「形だけ真似をしても意味がない。鍵はアウフヘーベンにあり」

というテーマで書き逃げします。


もうだいぶ色々書いてきましたので、

皆様も他団体のサイトやSNSなどを拝見していることでしょう。


人気団体のサイトはどんな感じなんだろう?

どんなPRをしているんだろう?


という感じでね。


もちろんそういったインプットはしていただきたいのですが、

人間というものは「楽」を求めがちです。

たぶんそういう風に脳が出来ているんでしょう。たぶん。


なのでうまく行ってそうなサイトや、

「いいね」がたくさんついているFacebookの投稿、

RTが多いツイート、

そういうのがあると


「これそのまんま真似すればいいじゃん」


という結論に至りがちです。

忙しいですしね。


ですがそのバンドが人気なのは

「そのPRの形」によるものではありません。


様々な活動の試行錯誤のうえに「今のところ」現在の形に落ち着いている、

と考えるべきでしょう。


要は、ちゃんと考えているんです。


なので形だけ真似しても同じような現象はまず起きないと思ってください。


自分から見て「成功しているように見える」PRの、その先を目指して、

ようやく効果が出始めるくらいだ、という認識でよろしいかと思います。


ではどうやって先を目指すか、ですが、

ドイツの哲学者ヘーゲルが提唱した「弁証法」の中に出てくる

「アウフヘーベン」という概念が役に立つかと思います。


アウフヘーベンについては調べれば色々出てくるのですが、

僕の解釈では簡潔に

「ある解釈Aに対して違う解釈Bをぶつけてみて、AとBを超えるCという新しい解釈を生み出す」

という感じです。


デジタルな成功手法に対してアナログな成功手法をぶつけてみて

デジタルとアナログが融合した新しい手法を見つける、みたいな感じ。


なのでまずは皆さんが「成功しているPR」と思われるものに対して、

一旦、正反対のやり方をぶつけてみましょう。(脳内でね)

そして互いの良いところを吟味して、

新しいPRの形を生み出す。

そこに到達してから初めて新しいPRを試してみます。


すぐにうまく行くかどうかはわかりませんが、

効果を検証できるように、効果測定の指標を作っておくことを忘れずに。


一人でやるのもなかなかしんどいので、

他の団員、スタッフと一緒に話し合うのもよろしいでしょう。

あえてAの立場とBの立場に分かれて議論をしてみるのです。

そしてCを生み出す。


この繰り返しです。





それではまた次回。








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2016年3月2日水曜日

ブログなどにメタタグを入れる方法





こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。



さて今日は「ブログなどにメタタグを入れる方法」

というテーマで書き逃げします。


今日はあんまり考えることがありません。

検索エンジンにサイトやブログの情報を正確に伝えるために、

メタタグはしっかり記述しておきましょうね、

という話です。


メタ(meta)タグで指定した内容紹介が、

検索エンジンに表示されます。


ブログの場合は、ブログサービス側でタイトルは自動設定されているでしょうし、

キーワードも設定できることが多いのですが、

僕が使っているBloggerなんかはメタキーワードを設定する項目がなかったので

自分でHTMLを編集しました。



というわけでhtmlの基本、メタタグについてです。

メタタグってのはその名の通り

<meta

で始まるタグで、

htmlの

<head>から</head>

の間に記述します。

指定できるのは

・文字コード
・検索エンジンで表示されるページ説明
・SEO対策のキーワード
・ページの作者
・キャッシュ

あたりです。


まず文字コードの指定ですが、

これをすることで文字化けを防ぐ、って感じです。

HTML4であれば

<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=*****">

HTML5であれば

<meta charset="*****">

上記の*****の部分に文字コードを記載します。

コードは

Shift-JIS
UTF-8
EUC-JP

のどれかでいいでしょう。

どれが最適かといえば、色々な言語に対応している「UTF-8」がいいんじゃないの、

っていう感じのようです。

ブログではサービス側もしくはテンプレートで

すでに指定されていることも多いのですが自分のサイトの文字コードはチェックしておきましょう。



次に「検索エンジンで表示されるページ説明」

これは

<meta name="description" content="*****">

という記述をします。

*****のところにページの説明を書きます。

このブログだと、

「主にクラシック音楽団体の web上でのPR・マーケティング戦略について語ります。」

と記載されるように設定しています。(随時変更します)

内容が分かればいいと思いますが、

よく見せようとして内容とかけ離れたことを書いても、

そのようなコンテンツが見つからなければ印象が悪いので、

まあ正直に事実を淡々と書いたらいいんじゃないでしょうか。

とはいってもこれでアクセスするかどうか決まる場合もあるのでね。

じっくり考えてみてもいいかもしれません。



次に「SEO対策のキーワード」。

これがブログを始めて1か月、

「Bloggerでどうやって設定するんかな」

と思いつつも放置していたところなんですが、

ようやく手をつけました。


記述は下記のようになります。


<meta name="keywords" content="*****,*****,*****">


キーワードは複数指定できます。「,」半角のカンマで区切ります。

多すぎてもダメって言われてますが、

そもそもGoogleではさほど効果がないとも言われています。

まあ気休めですかね・・・(僕は気休めで使ってます)

検索エンジンのアルゴリズムも結構変わるので、

まあ指定しておいて損することもないかなーと言う感じ。


Bloggerなどのキーワード設定をする項目がないブログでは

使っているテンプレートのHTMLを編集できると思うので、

テンプレートをカスタマイズ、って感じで

直接このタグを<head>~</head>の間にブチ込みます。

エラーが出たり保存できない場合はタグの最後に「 /」スラッシュを入れてみてください。

<meta name="keywords" content="*****,*****,*****" />

こんな感じ。



最後に「ページの作者」と「キャッシュ」。

僕は全く使っていませんが、もし気になればどうぞ。


<meta name="author" content="******">


これが作者名の指定です。



キャッシュ関連はこう。

<meta http-equiv="pragma" content="no-cache" />
<meta http-equiv="cache-control" content="no-cache" />

上記はキャッシュ無効化するためのタグ。

ブログの更新頻度がメチャ多い方で、一日に何度も更新する場合や、

ブログの訪問元にDirectが多い人なんかはこれ付けておいた方がいいかもね。

ブックマークから訪問される人向けの対策にはなるでしょう。

僕は使っていませんが。



逆にキャッシュ期間を指定するタグもありますが、

まあ使わなくていいんじゃないかなと思うので

載せません。


必要な方は調べてください。



以上、今日はキホンのキ、メタタグについてでした。




それではまた次回。








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2016年3月1日火曜日

マーケティング戦略に振り回されない&ビジネスコンサルタントには頼るな!





こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。



さて今日は「マーケティング戦略に振り回されない&ビジネスコンサルタントには頼るな!」

というテーマで書き逃げします。


色々なマーケティング手法や戦略があるぞ、

っていうのは昨日の記事までで分かったかと思うんですが、

目的と手段が入れ替わってはいけません。

目的のための手段なのであって、

手段のための手段になってしまっては一寸先は闇です。


マーケティングには答えはありません。


日本の教育システムがそうさせているのかどうか知りませんが、

「解はひとつである」

という意識が強い方が多い印象です。


ですが解はひとつではありませんし

マーケティングに終わりもありません。


時代は常に動いていて、それに合わせて戦略も変わってきます。


基本理念を忘れない、そこからブレないことを徹底しながら、

その時代に合わせてマーケティングをしていくと良いでしょう。


例えばコンテンツマーケティングに力を入れることにしました。

ブログを新しく始めることにしました。

最初は充実した内容でした。

次第に書くことがなくなってきました。

でも「書くことそのもの」がいつしか目的になっていたあなたは、

更新を止めずに不良コンテンツを量産しました。

結果、ファンは離れていきました。


基本理念を忘れ、目的と手段がゴチャゴチャになる、というのはこういうことです。

ダークサイドに落ちてしまいましたね。


SNSも同じです。

「毎日投稿していないと忘れられてしまうんじゃないか?」

という不安から同じ文言を自動投稿するようにしました。

フォロワーが増えたり減ったりして安定しません。


ご自分でもそうだと思いますが、余裕のある時にしか、時間のかかるコンテンツは見ません。

また、今すぐ自分に興味がわかないような文言は、スルーします。


なので、ちょっと不安になったら、

「そもそもの目的はなんだったっけ」と基本に立ち返ることです。

仲間や友人にも相談してみてもいいでしょう。

一旦クールダウンも時には必要です。



さてクールダウンして当初の目的を思い出したアナタは、

色々な情報をインプットしてみようと検索をしてみたりしました。

世の中にはたくさんマーケッターがいます。

そんな人たちがブログでああしろこうしろと言っています。


「そうか!こうすればいいのか!」


あなたはそう思いました。


でも実践する前にちょっと考えてみてください。


その記事を書いた人は、どの分野のどんな人なんでしょうか。


経営コンサルタント?

プロブロガー?

IT関連の人?


その人はクラシック業界についてどのくらい知っているでしょうか。

その主張はクラシック業界にどれほどマッチするのでしょうか。


「知らない人の方が逆に良いのではないか」

と思う気持ちもわかります。

特に収益化でお悩みの団体であればなおさら、

他のビジネスの成功パターンをあてはめたくなります。


ですが、ターゲットの母集団がそもそも異なっていたりします。

想定している広告費も、企業規模も、ケタ違いだったりします。


もしどこかの誰かの記事を参考にするのであれば、

「問題提起をしているアマチュア愛好家」の記事がもっとも参考になります。


業界の課題、不満、そういったことが書かれているような記事です。


仕事として何かをやっている人にとって最もうっとおしい商売敵、それが素人です。

この業界のことを本気で考えている人ほど、

ビジネスコンサルタントから遠いところにいます。

知らないからこそ言いたい放題書けるのです。

そしてそれを書くことによって失うものもありません。

趣味こそ最強。


かといってそれを鵜呑みにして「ほうほう」などと言っててはらちが明かないのですけれどね。


まあ「自称コンサルタント」「自称●●マーケッター」ほど

気を付けてかからないといけない肩書もないので、

このブログにも注意しましょう(笑)


大事なのは、考えることです。




それではまた次回。








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