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2017年9月24日日曜日

読書の秋:世界は自分一人から変えられる

秋だから特に読書しているわけではありませんが、
たまたま書店によったので
気になったものをいくつか買いました。

まずはこれから読んだのですが
とても面白かったです。


世界を変えたい人は読んでおきましょう。

僕も諸々頑張ります。

さて次はどれを読もうかしら。

2017年9月18日月曜日

吹奏楽の演奏人口減少を少子化のせいだけにしてよいものか



遅まきながら全日本吹奏楽連盟の会報7月号を読んだ。

色々と思うところはあるけれど、読後にぼんやりと考えていたのは、

「演奏人口減少を少子化のせいだけにしてよいものか」

ということ。

少子化による競技人口などの減少はどの部活動にも平等に起こる問題で、

「だからしょうがないよね、少子化に合わせてスケールダウンしていこう」

という発想があるのは別に構わないけれども、

果たしてそれでよいのかしらん、ということ。

スラムダンクが流行った後はバスケ部員が増えたし、

最近は吹奏楽界隈も内部ではなく外部から吹奏楽を題材にした漫画や小説、アニメ、映画などがあるので吹奏楽部にとってはどちらかといば追い風かもしれない。

肝心なのはこれらが外部からの発信であったことで、内部(というか界隈というか業界というか)からのものではなかったことだ。

吹奏楽愛好家だの業者だの謎の人だのが内内だけでことを終わらせないで、

外へと発信する、新しいファンを作る、という行動を取る方が、スケールダウンするよりはよほどよいのではないかと思った次第。

そんなことを考えながら、また企画書を作る日々です。

連盟加入団体数が地味に減っているのも気になりますがそれは連盟さんのお仕事でしょうね。

2017年8月3日木曜日

SNS時代の情報発信について~企業・団体編



こんにちは!クラシック音楽 Web振興コンサルタント、梅本です。


今日のテーマは「SNS時代の情報発信について~企業・団体編」です。


各音楽関連企業、音楽団体の担当者はそれぞれに色々なことを考えているかもしれないし考えていないかもしれませんが、時々ブロックしたくなる悲惨なアカウントを見かけるので、あらためてSNSを使ったプロモーションについて考えてみましょう。


■SNSアカウントを宣伝広報に使うのであれば宣伝広報に集中しよう

基本中の基本なのですが、そもそも何のために作ったアカウントでしょうか。

おそらく宣伝広報ですよね。

でしたら宣伝広報に集中した方がよろしいですよね。

当然です。

基本をしっかり押さえていれば、どんな投稿をすべきでどんな投稿をすべきでないかが分かるかと思います。

相当フリーダムな担当者でなければ。


■そのSNSで誰をターゲットにしているのか考えよう

これも基本ですよね。

「皆に見てもらいたい」

わかりますけど、「皆」って誰ですか?

それをハッキリさせるべきです。

SNSごとに利用者層なども異なります。

その辺りをどうとらえてマーケティングするかですね。


■企業イメージを大切に:上層部と綿密な打ち合わせを

企業や楽団のアカウントで「公式」と名付けながらとてもオフィシャルとは思えない発信をするアカウントがあります。

担当者は楽しいんでしょうね。

ですが、それでブランドイメージが悪い方に変わってしまうのは当然避けなければいけません。

担当者は常に上層部と綿密な打ち合わせをなるべく多い頻度で行い、会社や団体の目指す方向について確認をする必要があります。

逆に上層部は、ただ人気があるからといって担当者を放置していてはいけません。

担当者に依存しすぎると、担当が変わった後にユーザーの反応も大きく変わります。

特に手軽に発信できるSNSに関しては、担当者をコントロールする必要があります。


■公式アカウントは広報担当の遊び場ではない

よく見かけます。

それを喜ぶファンがいることも分かります。

ですが本当にそれで良いのか・・・

それは考え抜かれた上での展開なのか、

それとも広報担当者の遊び場なのか、

ほじくってみるとただの担当のノリだったりすることがあり、

不愉快な思いをすることも少なくありません。

会社や団体の看板に隠れて「中の人」を名乗って自分では責任を負わずに企業・団体の「公式」な発信をする。

これが会社や団体として適切かどうか、

そもそもそれは宣伝広報なのか(誰に何を伝えるかという目的と合致しているかどうか)

については他の人員がしっかりと検証する必要があります。

いずれにしても、個人アカウントではないことを忘れてはいけません。


■プライベートな時間に公式アカウントにアクセスしない

公式アカウントの担当者の中には、

一つの端末で個人のプライベートなアカウントと、

会社や団体のアカウントの両方にアクセスできるようにしている方も多いでしょう。

特にFacebookは個人アカウントとFacebookページが切り離せないので、

どうしても「うっかり」個人的な内容を公式で発信してしまう危険があります。

勤務時間外は公式アカウントを使用しない、

そもそも端末を分けておく、

酔っ払っているときは見るだけにする、

などの自衛策を取っておかないと、

翌朝どえらいことになっている、という可能性もあります。

注意しましょう。


■第三者の誹謗中傷は絶対にしない

これはSNSに限らず組織として当然のマナーですが、

特に同業者の誹謗中傷をしても得るものがありません。

匿名の個人アカウントならまだしも公式ですからね。

当然様々な取引にも影響が出ます。

営業さんは怒るでしょうね。

他社の足を引っ張るよりも自社のレベルを上げることに専念しましょう。


■SNS上の公式なれ合いは閉鎖空間を生む

特にTwitterでは「公式」アカウント同士で馴れあっているアカウントを見かけることがあります。

これは一般のお客様はなかなか入っていけない輪ですので、

結果的に閉鎖空間を生み出してしまいます。

広報のために作ったアカウントなのに、

見込み顧客をはじいてしまうわけですね。

このような発信に何の意味があるのか、正直私には分かりません。

内輪の話をしたければ電話やメール、チャットなど他のツールを使うべきでしょう。


■1つのプラットフォームに依存しないこと

いくつかのSNSを使っていても、

どれかひとつのサービスに極端に依存している場合もあります。

サービスが第三者から提供されているものである以上、

ひとつのプラットフォームに依存するのは危険です。

いつどのサービスが潰れるか、廃れるか、

または何らかの事情でアカウントが凍結されるか分からないからです。

リスクは分散させておくべきでしょう。




以上、本日はあらためてSNSを使って広報を行う際に気を付けたいことについて考えてみました。



それではまた次回。

2017年7月12日水曜日

自社サイト、楽団サイトでのインタビュー記事の作成方法

 



こんにちは。梅本です。


これまで「コンテンツだーコンテンツが大事なんだー」

と言ってまいりましたが、

「どんなコンテンツが良いのかいまいち浮かばない」

という方のために一例として

「インタビュー」についてご紹介します。


これは僕が吹奏楽・管打楽器の情報サイト「Wind Band Press」

運営していく中で思ったことですが、

インタビュー記事はアクセスもPVも伸びますのでオススメです。


ではさっそくインタビュー記事の作り方です。

あくまでも梅本流ですけれど。


1. 知りたい内容やインタビューの目的を整理しよう

ただやみくもにインタビューをしても話があちらこちらへ飛んでしまい、

「結局何が伝えたいのか」

がわからないインタビューになってしまいます。


誰にインタビューするかも大事ですが、

まずインタビュアーは

「お客様は何を知りたがっているか」

「どんな内容であればお客様にとって有用か」

「自分は何を知りたがっているか」

「インタビューの目的は何なのか」

このあたりをまずザッと書き出して、

質問がブレないようにしておく必要があります。


そのうえで誰にインタビューするかを決める場合もありますし、

誰にインタビューするかを決めたうえで上記を整理する場合もあります。


2. メールインタビューの場合と会話インタビューの場合の違い

基本的には実際に会って話してもらうのが良いと思いますが、

例えばプロの指揮者など多忙な方の場合、

空いた時間(そんなものはないのでしょうが)に

テキストで回答を頂いたほうが良い場合もあります。

その場でとっさに回答が出てこない質問というのもありますので。

そういった場合はメールで質問事項のテキストをお送りしておくと良いのではないでしょうか。

移動時間などで返信出来るかもしれませんし。


アマチュアの楽団員など、比較的時間のある方であれば、

なるべくお会いして、写真も取ってインタビューを行いたいですね。

あらかじめ質問項目を書きだした紙を手元に置いたうえで、

話が脱線し過ぎないようにコンパクトに行う必要があります。


いずれにしても、

・自分がしゃべり過ぎないこと

・自分が知っているからといって説明を省略しないこと

・自分が知っているからといって世間も知っていると思わないこと

・抽象的な質問を避けること

は大事なポイントになってきます。


3. 最終原稿は必ずチェックしてもらおう

さてインタビューも終わり、記事の体裁を整えました。

あとは公開するだけの原稿の完成です。

ここで、公開する前にインタビューを受けた方に再度チェックをお願いしましょう。

テキストのやり取りでも少々修正が入りますが、

特に会話しながら行ったインタビューでは、

インタビューされた側も

「これ、文字にすると結構エグイな」

ってことを言っている時があるので、

大幅なカットや修正が入る可能性が高いです。

後で「そんなつもりじゃなかった」

などという誤解が生じないように、

原稿は最後にチェックをしてもらいましょう。



4. 宣伝と媒体への展開

ここまで来て、無事に記事を公開することが出来ました。

このブログの他の記事もザーッと読んでいる方であれば

次にすることは宣伝広報だということはお分かりですね。

SNSやメルマガなどを駆使して、

新しいコンテンツが出来たことをご案内しましょう。


もう一つ、これは僕の媒体ではやっていませんが、

楽団などの広報の場合は、

地元の新聞社などに

「プロの指揮者の○○さんへのインタビューを行いました、

つきましては御社の紙面に掲載していただくことは可能でしょうか」

的なことをメールなり電話なりで売りこんでみるのも面白いかもしれません。


特に演奏会に向けてのインタビューなどイベント絡みの場合は効果的でしょう。

ただ、前向きに検討して頂ける媒体もあれば、

バッサリお断りされる媒体もあります。

ダメ元で行きましょう。


この際に注意していただきたいのは、

特にメールですが、返事を必ずすることです。


バッサリお断りされた後、メールの返事をしてこない人がいます。

僕の媒体でもありますが、正直、心象は悪いです。


僕も広告営業などで問い合わせをして、

バッサリと、それはもう一刀両断でバッサリとお断りされることはありますが、

必ず御礼のご返信をするようにしています。


なぜ御礼をしなければいけないのか。

皆さん、ヒマではありません。

忙しいスケジュールの中、

突如ポーンと飛び込んできたあなたの売り込みに、

時間を割いてくれたわけです。

それが1分だろうが30分だろうが、

貴重なお時間をいただいたことには変わりありません。

それに対する御礼です。


またいつどこでお世話になるかわかりません。

特に地元の媒体だとそうですよね。

必ず、「お時間をいただき誠にありがとうございます」

という旨を返信して、終わるようにしましょう。



以上、今日はコンテンツの一例として

「インタビュー記事の作成」

を取り上げてみました。


ぜひトライしてみて下さい。

2017年7月4日火曜日

楽団・音楽家個人サイトのコンテンツの質を上げよう






こんにちは!クラシック音楽 Web振興コンサルタント、梅本です。



約1年ぶりの投稿になってしまいました。

この1年は主に吹奏楽・管打楽器の情報サイト「Wind Band Press」の運営に追われておりました。

スミマセン。



この1年、色々と思うことがあったので少しずつ書いていこうと思います。


今日のテーマは「楽団・音楽家個人サイトのコンテンツの質を上げよう」です。


コンテンツが大事だよ、という話は以前にもしたと思いますが、

あらためて「コンテンツの質を上げるには」どうしたら良いのかということで。


どんなコンテンツを誰に届けたいのか





まずここをハッキリとさせておかないといけません。

「全てのコンテンツを誰でもいいから多くの方に見てほしい」

という気持ちもわかりますが、

それはおそらく想いとは裏腹に「誰にも響かないコンテンツ」になってしまいます。


同業に呼びかけたいのか、アマチュアに伝えたいのか、ファンに伝えたいのか、

それともクラシックファンではない層に伝えたいのか・・・

といった感じで誰に伝えるかによって同じ題材でも切り口を変えなくてはいけません。


逆に同じ題材で複数のコンテンツを作れるということでもあります。


過去に作ったコンテンツも放置しないで、

ターゲットが明確になっているかどうかを気にしながら、

たまに見直して修正してみると良いでしょう。




■設計図を作る



上記のようなことを漠然と考えたまま筆を走らせてたりしても、

なかなか思うように行かないものです。


・誰に向けて

・どういう内容を

・どのように発信して

・どこから

・誰が

・やってきて

・どれを

・見て

・その後どのようなアクションにつながるか


の設計図をあらかじめ書いておきましょう。


伝えるということは、その後に何らかのアクションを期待することが多いかと思います。

そのアクションまで持っていけるかどうかが重要ですよね。


なので設計の段階で盛り込んでおきます。

そして文章を書きながら設計図を見て、

ちょいちょい修正を入れていく。

まあ文章じゃなくて動画でも静止画でも何でもいいと思いますが。


いずれにしても

・コンテンツを公開するまで



・コンテンツを公開した後

で大きく分かれますが、

コンテンツ作成時のチェック

そのコンテンツへの集客

コンテンツを見た人のアクション

の流れを設計図に入れておけば、

結果が大きくずれることはないかと思います。



■文章が苦手なら写真や動画を使う



テキストコンテンツを作りたいけど作れない・・・

つまり「アタシそんなの書けないわ!」

という方は結構いらっしゃいます。

書ける人に頼むのが良いですが、

特に企業や組織の場合は「それ私の仕事じゃないんで」という空気に負けてしまうことも。


そんな場合は、無理に自分でテキストコンテンツを作ろうとせずに、

写真や動画のコンテンツを増やしていくのも良いですね。

これだとインスタグラムなどにも応用できますし。

テキストコンテンツの場合も、補完的にイメージ写真や絵を使うことで伝わり方が変わるかと思います。



ただやみくもに

「コンテンツマーケティングだー!うへ、うへ、うへへへへへ」

と言っても読まれる・見られるコンテンツが作れるわけではありません。

ひとつひとつのコンテンツの質を上げていくことが何より重要です。

お互い頑張りましょう。



それではまた次回。