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2016年6月10日金曜日

【頑張れリアル店舗】ネット販売をしてみよう






こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。


現在は【頑張れリアル店舗】をテーマに書いています。

このテーマではこの記事が最終回です。


これまで人材や在庫・マーケティングなどのお話を書いてきましたが、

前回の記事でようやくウェブまでたどり着きました。

ざっくり要約すると「ビビらずにネットを活用しましょうね」って話でしたが、


今日は「ネット販売をしてみよう」

というテーマで書いてみたいと思います。


さてお店の公式サイトからリアル店舗への誘導ももちろん大事なのですが、

(これは前回のお話でした)

いつまでも「ネットに客を取られている!プンスカプン!」と怒っていてもしょうがないです。

それは他社の戦術であって御社にはどうしようも手出しできないところですからね。

それよりも「ネットに客を取られている」と思うのであれば、

その戦場に自分たちも乗り込んでみたらどうですか、というお話です。


現状、実店舗はどんどん閉店に追い込まれていますが、

ネットショップの売上は伸びています。


これは単純に「ネットがリアル店舗をつぶした」と言う話ではないことは、

このブログをお読みいただいている方ならもう気づいているはずです。

販売チャネルを増やすことで実店舗のほうも自由に動く予算が取りやすくなります。

結局、工夫したもの勝ちということです。

業績不振を他人のせいにしている会社はネットがどうとか関係なく潰れるだけでしょう。


さてではネット販売、どうやるか。

ネット販売は、楽天やヤフーなどのモールに出店するのであれば、

少ない元手ですぐにお店を構えられるというメリットがあります。

商圏も日本全国、または世界中まで広がります。

受注管理等の機能も充実しています。


独立型でシステム開発を外注する場合は開発費用かなり高額になるのと、

メンテナンスが追いつかないと思うので、

詳しくないのであれば最初はモールに出店するのが良いでしょう。


出来れば楽天・ヤフー・amazonあたりで多店舗展開するのが望ましいですが、

まずは使いやすそうなところを選べば良いと思います。


 人が多いけど競合(しかも強い店舗)も多いのは楽天

 人はまだ楽天ほどではないけど出店コストが安いのはヤフー

 人は多いけど自由度がほとんどないのがamazon


という感じでそれぞれ特徴があります。

ただしヤフーは、モール全体の売り上げはまだ楽天に追いついていないと思いますが、

出店数だけは10倍くらいあります。(出店無料だからですね)

トップページを作ったり自分たちで色々しかけたいのであれば楽天かヤフーですね。

将来的にはヤフーにも人が増えるでしょうが競合も力をつけてくるでしょう。

悩ましいところではありますが、

どれくらいのスパンで軌道に乗せたいのか、

初期投資出来るかどうか、

などを考えて選ぶしかないですね。


デメリットとしては、ネットショップに求められるものもだいぶ変わってきていますので、

取扱商品量や年間目標によっては専任の担当が数人必要なこと(人件費)や、

面と向かっては絶対に言えないような文体でクレームが来ることがある(メンタル死ぬ)とか、

今はとにかくスピード命なので即日発送出来るように出荷も手を抜けない(作業量の増加)とか、

受取人不在が続いて運送会社の保管期限を過ぎて商品が戻ってくる(送料負担の増加)とか、

そんなところです。

人件費以外のところではそんなに頻繁に問題は起こらないですが、間違った対応をしたら

「あの店はダメだ」っていう噂もすぐに広まってしまいます。


また大体の場合、何かしら従量課金が発生します。

・販売手数料

・アフィリエイト原資

・ポイント原資

などです。

そのため利率が数パーセント落ちます。

決済の多くはクレジット決済なので、クレジット決済手数料も取られます。


運用にあたっては当初はページ作成、受注処理や問い合わせ対応に1~2人、

出荷はお店のスタッフも入れて皆で手分けして、

ってのが現実的なところでしょうか。


在庫は実店舗と同じ商品を売るのであれば在庫連動させるように

何かしらのソフトやサービスを利用したほうが良いかと思います。

個人的なオススメはネクストエンジンです。


さてネットショップも、前回の話と同様、

まずはお店を知らせてお客様と良い関係を築くことが重要なのですが、

要は顔が見えない、実物が見えない分、信頼でモノを買うことになるので、

そこは手抜きをしないようにしなければいけません。


すでに実店舗のブログがあるのであれば、

そこにネットショップの商品ページのリンクを貼ったりすれば、

すでにファンになっている方がネットで買ってくれる可能性も高まります。


逆にネットショップから店舗ブログにリンクを貼るのも良いでしょう。

また楽天であれば、別途ブログ機能が付いていますので、

楽天店独自のブログをそちらで運用するという手もあります。


気を付けなければいけないのは価格です。

同じ商品を実店舗とネットショップで違う価格で出していると色々と厄介なことが起こります。

理由を問い詰めてくる人もいますし、

何かセコイことしてんじゃないか、と疑わしい目で見られることにもつながります。


もし同じ会社内で差別化を図るのであれば、

ポイントや送料などのメリット部分で差をつけるか、

出品する商品を実店舗とネットショップで完全に分けてしまうかですね。


このあたりはそもそものネットショップのコンセプトをどうするか、

などという話になるのですが、

そういった細かいネットショップ運営の話を

次回から【ECハウツー】というテーマで展開していきます。


一見、ネットショップは面倒なようにも見えますが、

正しく運営していれば売上増につながります。


ネットとリアルの融合は今とても重要な課題なのです。



それではまた次回。








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