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2016年6月29日水曜日

【ECハウツー】輸入販売を考えるお店向けの注意点





こんにちは!クラシック音楽 Web振興コンサルタント、梅本です。



しばらく【ECハウツー】と題して演奏団体・個人・リアル店舗・ネット専業、

すべて含めてECサイト運営のハウツーや考え方などを書いていきたいと思います。

次の記事で一旦終わりにしますので今日で【ECハウツー】は一旦おしまいです。


今日は「輸入販売を考えるお店向けの注意点」

というテーマで書いてみたいと思います。


これまで輸入商品を扱ったことがないけど、

今後扱ってみようかな、というお店向けの記事です。

経験則でしかお教え出来ないですけれど。


すでに輸入商品を扱っているお店はこの記事すっ飛ばしていいです。



輸入商品を扱うには、

・メーカーから直接仕入れる

・海外の問屋から仕入れる

・日本の問屋から仕入れる

というような方法があります。


メーカーから直接仕入れる場合は、商品単価は安く抑えられますが、

送料や発注ロットの面でデメリットがあります。


海外の問屋から仕入れる場合は、

複数のメーカーの商品をまとめて発注出来ますが、

これまた送料や納期でデメリットがあったりします。


結論から言えば日本の代理店から仕入れるのが最も安全です。

ただその代理店が取引のあるところの商品しか仕入れられないのと、

他のお店も同じ代理店を使っていることが多いので、

価格であまり差がつけられないという点もあります。


いずれにしても商品そのものは海外からやってくるわけで、

まず行わなければいけない作業は検品です。


出荷時には問題なくても輸送中に破損する場合もありますし、

出荷時から問題がある場合もあります。


CDだったらケース破損やブックレットが入ってないとかは結構あります。

DVDだったら動作確認が必要です。

楽譜だったら、端が折れ曲がってたり、まれに破れてたり、

さらには印刷ミス、落丁、なんでもござれです。

楽器を扱った経験はないですが、

楽器の場合は調整が必要かもしれませんね。


国内の代理店から仕入れる場合は、

代理店がある程度検品してくれている場合もありますが、

これも代理店さんによるでしょうね。


なので検品作業は必須。

検品してから、売りに出せる分だけを在庫に回して、

残りの不良品については仕入れ先に相談しましょう。

CDのケース割れなんかだとあまり対応してくれるところはないので、

(ケースは割れるもんだっていう価値観ね)

あらかじめ空のジュエルケースを用意しておいたほうが良いです。


あとは国内代理店といってもすべて在庫しているわけでもないので、

その場合は取り寄せになります。

これがまた、納期が読めないことが多いです。


やっていくうちにだいたいは分かるのですが、何が起こるかわからないので、

実際に発注してみないといつ到着するのかわからないのです。


ショップ上で「取り寄せ」として販売する場合は、

納期についての注意書きをしっかりと記載しましょう。



また輸入商品には基本的には日本での定価はありませんが、

相場はあります。

なので「高い値段付けられるじゃん」と思っても、

相場から大きく離れると、

「何なのこの店ボッタクリじゃん」と思われるので、

何かしらの理由があって相場より高値で売る場合には、

ちゃんとその理由を記載しておきましょう。


逆にちゃんとした理由(独自の付帯サービスなど)があれば、

高く売ることは可能です。

差別化ってことですね。



あとは当然のごとく、為替レートによって仕入れ値が変動しますので、

円安の時に仕入れちゃって売れ残ると結構悲惨。

デッドストックにするわけにもいかないので、

あきらめてとっとと値下げして現金化しましょう。





それではまた次回。








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