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2016年3月4日金曜日

地方オケ、地方バンドの戦い方(1)地域の課題を把握して戦略をたてよう




こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。



さて今日からはしばらく

「地方オケ、地方バンドの戦い方」

というテーマで書き逃げします。


まず今日は「地域の課題を把握して戦略をたてよう」

ということで。


なーんとなく東京の方が人口も多いし集客も出来るんだろうなあ、

ということで東京の団体の真似をしてみようという団体も多いかと思いますが、

まあうまく行かないですよね。


それこそあっちは人口だって多いし、首都圏の交通の便だとかそういうのには叶わないですし。


それじゃあ地方団体はどうやって集客すれば良いんだろう、

ってことをつらつらと考えている昨今なのですが。


そのうちのひとつして、

地域の課題をしっかりと把握して、

運営に活かせないか?

というところ。


例えば少子高齢化が進んでいます、とか(これは全国的にそうでしょうけど)

保育園の待機児童数が多いですとか、

音楽教室が少なくプロに教わる機会が少ない、とか

歩きたばこが多いとかゴミのポイ捨てが多いとか交通事故が多いとか

小規模企業の倒産だとか雇用の問題とかですね。


音楽に関わらず(音楽も含めて)、

その地域が抱えている問題を洗い出してみて、

それに対して自分の団体が何を提供できるか?

どんな協力が出来るか?


という観点から企画などを考えていくのも、

ひとつ大事なことなのかなあ、

と思うのです。


地域における存在意義を高めるようなアプローチですね。


音楽に直接関係することであれば、

例えば上述のようにプロのレッスンが受けにくい環境にあるのであれば、

地方のプロ団体なら音楽教室を増やすなどといった取り組みも出来ますし、

もし県内に楽器屋さんが少なくてリペアが頼めない、頼みにくいという状況でしたら、

アマチュア団体でも合同でちょっと遠方のリペアマンをお呼びして

楽器の扱い方講習や実際に簡易リペアをしてもらう会を主催してみるとか、

まあそういうことも考えられると思います。


課題さえしっかり洗い出せれば、

あとは解決に向けてのアイディアを出せばいいだけなので、

企業や行政などとも連携できれば良いのかなと思います。


実際に企業の中にはそういった地域課題に取り組んでいるところも多いと思いますが、

今回はヤマト運輸のサイトに具体例が載っていましたので

参考までにリンク貼っておきますね。


▼ヤマト運輸:地域の課題解決取り組み事例
http://www.kuronekoyamato.co.jp/chiikishien/top.html


あくまでも考え方のひとつ、アプローチのひとつではありますが、

地域の団体が地域の課題解決の力になるのであれば、

こんなに素晴らしいことはないと思います。


きっとそういう団体が、地域の皆様に愛される団体となっていくのでしょう。




それではまた次回。








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