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2016年3月17日木曜日

一点突破、全面展開(2)CDを作って売ろう




こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。


「一点突破、全面展開」第2回。


前回は「一番のウリは演奏そのもの」として書きましたが、

それで一点突破した後の話です。


CDが売れない時代とは言いますが

それでも一点突破していればまだ売れます。

簡単ではないですが。


今回は「作って売ろう」

ということで、作るのが目的ではなくて、

売って稼いで運営を楽にする、

もしくは他の企画に投資する、

ってのを目標にしています。


すでに一点突破している状態での話ですので、

その後の展開のひとつとして、

CDを使って固定ファンを増やす、

貴重な録音をシェアする、

といったことも含まれます。


CDを作って売るとはいっても予算もありますしね。

・どれだけ利益を上げたいのか

・どれだけ経費がかかるのか

・どうやって売るのか(どれだけ売れるのか)

をまず考えましょう。


CDのクオリティは、その予算を考える段階で変わります。

経費を抑えると、安かろう悪かろうになることもあります。

逆にすでに色々な賞を受賞していたり、

良い音でパッケージしてくれるところはやはり少々高いです。


初めは安いところで利益を出してやがて大手に頼むのも良いですが、

まず後悔すること間違いなしだと思うので、

クオリティを重視するなら初めから良い音でパッケージしてくれるところに頼みましょう。


売り方ですが、自分の団体で管理する(自主制作)の場合は、

今はやっぱり演奏会での物販が一番売れやすいです。

演奏で一定の評価を得ていて、大きなホールで演奏できるレベルであれば、

CD作成直後の初回演奏会で来場者数の5~10%くらいは頑張れば売れるかと思います。

(経験則ですが)

1,000人お客さんが入れば50~100枚。

まあ、売り子さんの努力いかんによります。


ただし会場物販が認められていないところもありますし、

物販できても手数料取られるところもあるので要注意。

欲しいのは利益です。


残りは自社サイトで売ったり小売店に卸したり。

卸しを始めると事務負担がかなり増えますし利益も減ります。覚悟しましょう。

1-2店舗に抑えた方が無難です。

なので売れる店舗を選びましょう。

amazonにも出店しているようなところがベターかな。



自社サイトで売りたければもうYouTubeで全曲公開くらいしないと厳しいです。

「youtubeで全部聴けたらCD売れない」ってのはちょっと古い。

YouTubeですら聴けないものはそもそも売れない、と思っておきましょう。

今回は流通網を持っているメーカーではなく自主制作ですからね。

(正直メーカーにももっとYouTubeで聴かせて欲しい。少なくとも僕は買ってません)


そのうえでCDだけの特典を付けておけば、YouTube見ただけでは特典が手に入らないので、

特典が欲しい人はCDを買うっていう仕掛けも考えられます。


メーカーに販売代行もしてもらう形の自主制作ってのもありますが、

正直期待は出来ないうえにコントロールが効かず、特に儲かるわけでもないので、

「CDを作る」じゃなくて「売る」のが目的の場合はオススメしません。


自社サイトでCDを売る場合の注意ですが、

商品情報を出来るだけ細かく掲載することです。


お客様は商品を手にとって見れないので、

手に取って見れる情報と同じくらいの情報を掲載しましょう。

バックインレイの情報ですね。

じゃないとまず売れないです。


他には、歴史ある団体であれば、

過去の演奏会の録音マスターを探して、

復刻ベスト盤とか作ってみると、往年のファンが喜ぶかもしれない。


すでに録音は終わっているので、

業者さんにトラック間の微調整をお願いしておしまいです。


自分たちでは気づいてない貴重さのある音源ってありますからね。

自主制作&自主販売、チャレンジしてみてほしいなと思います。







それではまた次回。








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