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2016年3月3日木曜日

他団体の形だけを真似しても意味がない。鍵はアウフヘーベンにあり





こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。



さて今日は「形だけ真似をしても意味がない。鍵はアウフヘーベンにあり」

というテーマで書き逃げします。


もうだいぶ色々書いてきましたので、

皆様も他団体のサイトやSNSなどを拝見していることでしょう。


人気団体のサイトはどんな感じなんだろう?

どんなPRをしているんだろう?


という感じでね。


もちろんそういったインプットはしていただきたいのですが、

人間というものは「楽」を求めがちです。

たぶんそういう風に脳が出来ているんでしょう。たぶん。


なのでうまく行ってそうなサイトや、

「いいね」がたくさんついているFacebookの投稿、

RTが多いツイート、

そういうのがあると


「これそのまんま真似すればいいじゃん」


という結論に至りがちです。

忙しいですしね。


ですがそのバンドが人気なのは

「そのPRの形」によるものではありません。


様々な活動の試行錯誤のうえに「今のところ」現在の形に落ち着いている、

と考えるべきでしょう。


要は、ちゃんと考えているんです。


なので形だけ真似しても同じような現象はまず起きないと思ってください。


自分から見て「成功しているように見える」PRの、その先を目指して、

ようやく効果が出始めるくらいだ、という認識でよろしいかと思います。


ではどうやって先を目指すか、ですが、

ドイツの哲学者ヘーゲルが提唱した「弁証法」の中に出てくる

「アウフヘーベン」という概念が役に立つかと思います。


アウフヘーベンについては調べれば色々出てくるのですが、

僕の解釈では簡潔に

「ある解釈Aに対して違う解釈Bをぶつけてみて、AとBを超えるCという新しい解釈を生み出す」

という感じです。


デジタルな成功手法に対してアナログな成功手法をぶつけてみて

デジタルとアナログが融合した新しい手法を見つける、みたいな感じ。


なのでまずは皆さんが「成功しているPR」と思われるものに対して、

一旦、正反対のやり方をぶつけてみましょう。(脳内でね)

そして互いの良いところを吟味して、

新しいPRの形を生み出す。

そこに到達してから初めて新しいPRを試してみます。


すぐにうまく行くかどうかはわかりませんが、

効果を検証できるように、効果測定の指標を作っておくことを忘れずに。


一人でやるのもなかなかしんどいので、

他の団員、スタッフと一緒に話し合うのもよろしいでしょう。

あえてAの立場とBの立場に分かれて議論をしてみるのです。

そしてCを生み出す。


この繰り返しです。





それではまた次回。








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