遅まきながら全日本吹奏楽連盟の会報7月号を読んだ。
色々と思うところはあるけれど、読後にぼんやりと考えていたのは、
「演奏人口減少を少子化のせいだけにしてよいものか」
ということ。
少子化による競技人口などの減少はどの部活動にも平等に起こる問題で、
「だからしょうがないよね、少子化に合わせてスケールダウンしていこう」
という発想があるのは別に構わないけれども、
果たしてそれでよいのかしらん、ということ。
スラムダンクが流行った後はバスケ部員が増えたし、
最近は吹奏楽界隈も内部ではなく外部から吹奏楽を題材にした漫画や小説、アニメ、映画などがあるので吹奏楽部にとってはどちらかといば追い風かもしれない。
肝心なのはこれらが外部からの発信であったことで、内部(というか界隈というか業界というか)からのものではなかったことだ。
吹奏楽愛好家だの業者だの謎の人だのが内内だけでことを終わらせないで、
外へと発信する、新しいファンを作る、という行動を取る方が、スケールダウンするよりはよほどよいのではないかと思った次第。
そんなことを考えながら、また企画書を作る日々です。
連盟加入団体数が地味に減っているのも気になりますがそれは連盟さんのお仕事でしょうね。