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2016年2月12日金曜日

なぜその活動をするのか? 顧客に何が提供できるのか




こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。


このブログでは、

クラシック音楽をもっと身近に!

もっと広く人々の生活の中に根差すように!

を目標に、主にオーケストラ、バンドの

web上でのPR・マーケティング戦略について語ります。


その前に整えておかなければいけないことが山ほどあるので

まずはじっくりやっていきましょうね。



さて今日は「なぜその活動をするのか?」ということで書きなぐって参ります。


前記事でブランドイメージを構築する話を書きましたが

これはいわゆるブランディングというやつをするにあたって

まずはどういうブランドイメージを作りたいのか考えておこうね、

という話でした。


今回も同じようにブランドイメージにつながりそうな話なのですが

そもそも「あなたもしくは貴団はなぜその活動をするのですか?」

という初めの方に書いた「企業理念みたいなもの」だったりするところが

実は定まっていないのではないか、

という気がしてきたので、ちょっと書いてみます。


個人の奏者や新規で立ち上げる団体でもないと、

「なぜその活動をするのですか」と言われても

「いや、なんか昔からやってるし」

で終わってる団体多いかも?


一応団の理念みたいなのは昔からあるんだけど、

それが絵に描いた餅みたいになってませんかねー、

というね。


「好きだからやってます」

でも全然構わないのですが

そういう団体はこのブログの読者層から外れますので放置します。


好きだからやってるのはまあそりゃあそうでしょうよ、

っていう話で、

具体的に何が聞きたいかというと

「アンタんところは我々に何を提供してくれるのよ」

っていうところですね。


大義名分というほど大げさなものではないのですが

それに近いようなものはあったほうがブランディングが右往左往しなくて済むので。


凄く細かなことでもいいんですよ。

例えば市民吹奏楽団であれば、

「地域の学校吹奏楽部のお手本となるような運営をします」

とか

「子供から大人まで幅広く吹奏楽の魅力を伝えます」

とか。


具体的であればあるほど活動の原動力としては強力になります。

やることが絞られてるので団員も集中すべきところが定まりやすいんですよね。


でブランド戦略としては、

例えば上記の場合であればカッチリした大人の雰囲気でいってみたり、

逆にポップで親しみやすい雰囲気でいってみたり、

という感じでイメージも組み立てやすいですよね。


そういった基本的な理念があったうえで、

さらに演奏会ごとに「なぜ今回このイベントをするのか」

についても考えてみてほしいと思います。


「いや定期演奏会っていう名前だから定期的にやってるだけだし」

だと広報担当メッチャ困るわけですよ。


なぜこの時期に?

なぜこの会場で?

なぜこの時間帯で?

なぜこの選曲で?


ビジョン、ターゲットなどに基づいて色々考えたはずなので

それをしっかりと

「今回はこうこうこういう理由でこの内容になりましたよ」

というのをメンバー全員でシェアしておきたいですね。


掘り下げていけば何かしら理由があるはずなので、

「なんとなく」

を限りなく消滅させるように心がけてみてはいかがでしょうか。


それが出来れば広報も「何をすべきか」がより明確になるので、

迷走しなくて済みますし、効果測定もしやすくなるでしょう。



とにかくウェブでどうやって盛り上げるかを考える前に、

整理しておくことが多いですが、

もしうまく行っていないのであれば

「そもそも広報の準備が出来ているのか」

という観点から自分たちのしようとしていることを、

あらためてチェックしてみてください。





それではまた次回。








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