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2016年5月30日月曜日

【頑張れリアル店舗】言うは易く行うは難し?「新しい切り口」






こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。


現在は【頑張れリアル店舗】をテーマに書いています。

最終的にはこのブログらしくウェブまで持っていきますのでご安心ください。


今日は「言うは易く行うは難し?「新しい切り口」」

というテーマで書いてみたいと思います。


それなりの経営者の方であれば、

この状況、スタッフに「何か新しい切り口で展開できないか考えなさい」

くらいの指示は出しているかと思います。


僕も「えーその発想はなかったわー!」

と思えるような、

斬新な切り口で話題をかっさらうようなお店が出てほしいなあと思っています。


とはいうものの、そんな簡単に新しい切り口なんて出てきませんよね。

出てきたら苦労しません。

新しいからこそ未来も見えにくく、シミュレーションしづらいからです。


そうはいっても取り組んでみないことには始まりません。

やってみないと何が課題かもわからないですからね。

でも経営者にその理屈は通用しないので、

ある程度他業種での成功例などのデータを引っ張り出してこないといけないですね。


取り急ぎまず新しい切り口はどこから考えていくかですが、

・客層

・取扱商品

・サービス

あたりが新しい切り口を考える際のポイントになってきます。

「誰に何を」

ってところですね。


よく「需要」って言葉を聞くと思いますし使うこともあると思います。

需要ってのはお客様サイドの言葉ですが、(反対は供給ですね)

もっと分かりやすい言葉に置き換えると「欲求」に近いです。


欲求には顕在欲求と潜在欲求ってのがあって

顕在ってのは表に表れているってことですからお客様も認識している欲求になります。

潜在ってのはお客様も気づいていない、意識していない状態です。


顕在欲求、ビジネスの場では顕在ニーズ・顕在需要って言葉になりますが、

これは他社もチェックしています。見えてますからね。

「こういう○○あったらいいなあ」という声が表に出ていますから。


もちろんそれも追いかけるべきなのですが、

新しさを求めるのであれば潜在欲求をいかにつかむかが重要になってきます。


潜在欲求を潜在欲求たらしめているものの最たるものは「習慣・慣例」です。

「こういうものだから」と当たり前のように受け止めているけど、

実はそれをクリア出来るものがあれば嬉しい。意識はしていないけど。

潜在欲求の掘り起し=金脈の発見です。


分かりやすい例で言うと、この辺に強いのがユニクロですね。

古くはフリース、ライトダウンなど様々なヒット商品を連発してきましたが、

上記のような商品の場合、それまでは

「暖かいアウター」=「重い」

が当たり前だったのではないでしょうか。

当たり前だから、誰も疑問を持たない。


この場合の潜在欲求は「重くなければもっといい」ってことになります。

そこに「軽くて暖かい」アウターが登場したわけです。

しかも安い。圧倒的に安いわけです。飛びつきますよね。


潜在欲求(または潜在ニーズ)を探るには、

ターゲットした顧客が持っている、現状への

・不満

・不安

・怖れ

を洗い出し、未来に対する

・こうなりたい(どうなりたいか)

をさらに考えてみることでだいぶ探ることが出来ます。


このあたりは、それまで「子供の食べ物」だった「アイス」を

「大人の食べ物」に変えたハーゲンダッツも凄いです。


その他、最近売り上げが伸びていて

牛丼チェーン一人勝ちと言われているような「すき家」。


ここは、それまで「牛丼チェーンと言えば小汚い男性がガッツガツ早食いしてる店」

みたいな印象(実際にターゲットも時間のない勤労男性だったでしょう)の

牛丼屋を「ファミリー層のためのお店」としてアプローチを変えたところが強いんだと思います。


特に女性や子供は入りづらかった牛丼屋も、彼らにも「自分も食べてみたい」というニーズはあったわけです。


ユニクロの場合は商品、すき家の場合は顧客からの新しい切り口になります。


最近(でもないですが)SNS時代をうまく利用しているのはスタバですよね。

まず顧客切り口で、それまでオッサンがたむろしていてタバコ臭かったコーヒーチェーンを、

女性向けに開放したという凄さがありますが、

さらに今ではスタバのカップに書かれたメッセージの投稿をSNSで見ない日はないですよね。

これはサービスからの切り口になるかと思います。

女性も気軽に入ってくつろげる場として機能しているけれども、

ただいつもなんちゃらマッキャート飲んで喋っているだけでは物足りない。

メッセージを付けることでささやかな感動や驚きを引き起こすとともに、

「この充実っぷりをSNSに投稿したいいいいい」という心理をも突いているわけです。

凄まじい。


さてクラシック業界ではどうでしょうか。

・客層

・取扱商品

・サービス

そして

・潜在欲求

です。

ぜひ「新しい切り口」考えてみてください。



例えば客層に関しては男女問わずにお客様がいらっしゃいますが、

年齢で分けるとシニア層がぽっかり空いていませんか。

演奏会に行くとシニア層は結構多いのですが、

お店ではあまり見かけません。

ここチャンスがありそうですよね。


潜在欲求の部分では、

「店員に相談したいのかしたくないのか」

このあたり、掘り下げて見ると良いかもしれません。





それではまた次回。








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