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2016年4月19日火曜日

【頑張れリアル店舗】小規模事業者はスタッフ全員参加!






こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。


現在は【頑張れリアル店舗】をテーマに書いています。

最終的にはこのブログらしくウェブまで持っていきますのでご安心ください。


昨日から具体的な取り組みについて考えています。

今日は「小規模事業者はスタッフ全員参加!」

というテーマで書いてみたいと思います。


「小規模事業者」ってのは、

商業・サービス業でいうと従業員5人以下の企業を指します。

「中小企業」って言っちゃうと、

小売業の場合は「常時使用する従業員の数が50人以下」っていう定義になるので、

ちょっと今回の内容からすると多すぎる場合があるんですよね。


この記事ではざっくり役員含めて9人以下くらいの少数精鋭でやっているお店のことと思ってください。


少人数の組織というとどういうイメージですかね?


・個々人の能力が高い

・風通しが良さそう

・下の意見が上に通りそう

・仲が良さそう


何十人、何百人という規模の会社で働いたことしかない人、

または一人でやっている人だと上記のような印象かもしません。


実際に数名できりもりしているお店で、

業績が悪化している、または伸び悩んでいるお店であれば分かると思いますが、

上記、幻想じゃないですか?


実際には

・個人の能力は決して高くない。高める気も感じられない。

・風通しも別に良くない。よどんだ雰囲気に支配されている。

・下から意見が出てくることはなく、トップダウン。それでも動かない。

・仲は良くない。すぐに保身に走る。切り捨て御免。

いかがでしょうか。

ひとつでも当てはまっているものがあれば、

停滞・悪化の原因の一つはそれです。

上記はすべて「人材」に関することですが、

「チーム」のことでもあります。


会社、お店はその規模の大小に関わらず「人」で決まります。

どれだけ良い製品をそろえても、人がクズならお店もクズです。

スタッフの人格は経営者の人格によるものが大きいと考えましょう。

もしあなたが経営者であれば今一度自分のふるまいを見つめなおす必要があります。

もしあなたが従業員であれば経営者に対して「良いチーム」を作るための提案を行う必要があります。

雇用するとき・されるとき、基本的には

ライト・スタッフだと信じる、信じられることで雇用が生まれます。


雇った以上、雇われた以上、互いに「我々はライト・スタッフである」と証明しなければいけません。


さて、では具体的にどうすれば良いのでしょうか。

キーワードは「全員参加」です。

少人数店舗ではアルバイトやパートも含めて、

全員の脳をフル稼働させないとなかなか業績は上がりません。

御社の業績が上がらないと業界を盛り上げることもできません。


上記のような場合を想定して、それぞれどうすれば良いか考えてみましょう。



■下から意見が出てくることはなく、トップダウン。それでも動かない。

まず御社が今大変な時期であれば、

あらためて企業理念の確認および経営計画を策定しましょう。

この経営計画の策定は、スタッフ全員が参加します。

全員が納得して仕事に向かうためです。

トップダウンでも動かないのは、トップの指示に納得していないからです。

またこの経営計画の策定に参加することで、

各スタッフの意識が劇的に向上します。

なぜなら、惰性で続けている仕事が納得いく仕事に変わるからです。

仕事をする意味を給料以外のところに見つけられると言ってもいいかもしれません。

おそらくこの経営計画には個々人の夢や希望や目標が盛り込まれるでしょう。

業界を盛り上げたい、もっと給料が欲しい、もっと休みたい、定時で上がりたい、新規事業を立ち上げたい・・・

これを全員でシェアしているわけですから、相当熱い現場に変わるはずです。

短期・中期・長期のビジョンが見えるということは、進むべき道が見えるということです。



■個人の能力は決して高くない。高める気も感じられない。

■風通しも別に良くない。よどんだ雰囲気に支配されている。

■仲は良くない。すぐに保身に走る。切り捨て御免。

上の経営計画を全員参加でやれば残りのこれらも改善されると思いますが、

担当する仕事によってどんな能力が求められるかも変わってきます。

弱いところは良く目につくのですが、

それを高めようとするよりも、得意なところ、強いところを伸ばして、

適材適所で人材配置を行う方がよいかもしれません。

これも全員会議で意見を出し合います。

会議の内容は以下です。


・各々の強みを認め合う

 「○○さんは他の人と比べてこの分野に強い」
 
 という点を皆で探っていきます。
 
 ポイントは、絶対に否定をしないことです。
 
 違うと思ったら、「確かにそれも強いけどこっちのほうがより強い」
 
 という形でブラッシュアップしていきましょう。
 
 強みを対象者自身に再確認してもらう意味合いもありますし、
 
 何より「強い」と言われて悪い気分になる人はあまりいません。
 
 関係改善にもつながります。
 
 
・お店の強みを探す

 人の強みを再認識した後に「お店そのものの強み」を探していきます。
 
 色々な強みが出てくるかもしれませんが、
 
 「ここが他と違う」という最も強い点を絞り込んでいきましょう。
 
 絞り込んだらそれをお客様との約束事として、
 
 実際の運営に活かしていきます。
 
 この約束事は、
 
 店内にデカデカとPOPや看板でも設置してください。

 お客様に「当店はこれをやりますよ」と宣言し、知ってもらう狙いがあります。
 
 従業員トイレに貼ってある経営理念の紙を店内に設置するような引き締め効果もあるでしょう。
 

・新商品の勉強会を開催する

 新しい商品が出たら、その商品についてスタッフ全員が知るべきです。
 
 いつ誰がどこで説明しなければいけない機会が来るかわかりません。
 
 仕入担当は不明な点はメーカーに聞くなど万端の予習を行い、
 
 勉強会では説明役として他のスタッフに知識を共有します。
 
 また商品の知識だけではなく、ターゲットとなる顧客層や、
 
 顧客のどんなニーズに応えられる商品なのか、
 
 顧客にどのようにアプローチすべき商品なのか、
 
 というようなことも合わせて意見を出し合い、
 
 お店としてその商品をどのように売り出すか共有しておきましょう。
 
 これによってお店全体の接客力が向上します。

 どの店員に聞いても満足のいく回答が得られる店舗はリピーターが増えます。


・お問い合わせ会議

 毎日でも週1でも月1でもよいですが、
 
 お客様から寄せられた相談、お悩み、疑問、お問い合わせ、
 
 およびそれへの対応を報告しあいます。
 
 これによりQ&AのAの部分がスタッフ全員に蓄積されていきます。
 
 来店されるお客様は、何かしら悩みや疑問を持っています。
 
 特に楽器店の場合はそれが顕著です。
 
 相談されるというのはそれだけアンサーが蓄積されるということにつながりますので、
 
 ぜひ首からぶらさげている名刺入れなどを活用して
 
 「どんなことでもお気軽にご相談ください」
 
 と記載されたカードを目立つように付けて積極的にご相談に応じましょう。



上記のような全員参加の会議などを行うことで、

・個々人の能力が高い

・風通しが良い

・下の意見が上に通る

・仲が良い

これが幻想ではなく現実となるのではないでしょうか。



とまあ今日はこんなところですが、

キーワードは「全員参加」。

これを忘れずに。





それではまた次回。








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