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2016年4月26日火曜日

【頑張れリアル店舗】スタッフのアイディアを採用しよう






こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。


現在は【頑張れリアル店舗】をテーマに書いています。

最終的にはこのブログらしくウェブまで持っていきますのでご安心ください。


今日は「スタッフのアイディアを採用しよう」

というテーマで書いてみたいと思います。



さて御社ではスタッフのアイディアをどのように拾っていますでしょうか?

「特に拾っていない(必要性を感じない)」

「役員の意見だけ聞く」

「従業員からは意見が出てこない」

スタッフ数が何百人、何千人といればまあそうだろうなと思いますが、

そうでない場合に上記のような状態だと、

あまり良い環境とは言えなさそうですね。


特に

「スタッフがアイディアを出すけれど上司が頭ごなしに否定する」

ようなことが頻繁に起きている会社は、

有能なスタッフが競合他社に流れることを覚悟しておいてください。

無能な上司の元で働くほど無駄なことはないですからね。


業績などが目標に対してうまく進んでいないのにも関わらず

スタッフの意見をはなっから否定するのは無能のすることです。

否定するのは誰にでも出来ますからね。どれだけアホでも出来ます。


そもそも「言っても否定されるだけ」と思っていたら、

思うところがあったりアイディアを持っている人でも、

意見を言いにくいです。

否定されるのは気持ちの良いものではないですからね。


もしスタッフから意見が上がってこないのであれば、

「意見やアイディアを一旦受け入れる体制が整っているか」

どうかをよく見てください。


ほかにスタッフから意見が上がってこない要因のひとつとして、

「言ったら仕事が増える、面倒なことはしたくない」

という意識があります。

これはイコール「チーム意識がない」

ということです。

個人事業主の集まりのような仕事の進め方をしている会社はこうなります。


そんなわけで、まずアイディアを引き出すために必要なのはチーム意識。

「自分もこの会社の運営に参加してるんだ」

という意識を持たせることです。

傭兵気分をなくしましょう。


まず必要なのは経営者自らがスタッフに「壁取り」を実践することです。

営業を経験したことがない経営者ってほとんどいないと思いますが、

アポとって営業にいって、取引先で

「ではさっそく商談を」

って始める人はあんまりいないですよね。

特に新規のアポの場合は、

ちょっと世間話でもして自分の人となりを知ってもらったりして

警戒心を解くことから始めます。

これが「壁取り」ってやつですね。


壁を取らないと話を真剣に聞いてもらえないですから、

それにかける時間は営業マンによって異なりますが、

何かしら壁取りをやっているわけです。

(商談に向かう前に電話だけで壁取り出来ている人もいます)


この「壁取り」をスタッフに行います。

「みんな社長を慕って入社してくれた」

「みんな社長のために働いてくれる」

なんてのは幻想、

ってのはまっとうな経営者であれば分かっていると思いますが、

じゃあどうするか、っていう話。


チームを作るための手法は色々あると思いますが、

(前の記事でも雑談タイムを作ろうという話をしました)

その日一番最初の仕事が「朝礼」っていう会社も少なくないと思います。

この朝礼が形式だけの何の意味もないものになっていたら、

ちょっと末期症状ですが、逆にその時間を有効に使う手もあります。


ちなみにどんな朝礼が意味ないかっていうと、

スタッフ全員の今日の予定や目標や意見を言わせたいのだけれど、

毎日「通常業務です」「いつも通りです」「特にありません」の繰り返しとか、

部長あたりがそれらしいことを言っているんだけど誰も本気で聞いていないとか。

だいたいスタッフが発言者を見ることもなく下を向いてばかりの場合、ヤバイですよね。

「やる意味なし」って思っているスタッフが多いかと思います。


そうはいっても「仕事開始スイッチ」として朝礼は欲しいと思っているスタッフもいるかもしれません。

これを、「楽しく仕事を始めるためのスイッチ」として位置づけ、

特に仕事の話もせず、本で読んだ知識を披露することもなく、

ただただ雑談してみましょう。

それこそ最初は「何これ意味あんのクソじゃん」

と思われますが、雑談を通してお互いの人となりを知ることがチーム作りの第一歩です。


よく知らない人同士「はいチーム組んで」って言われても、

表向きは組みますけどお互いどこまで踏み込んでいいかわからないですよね。

距離感がわからない。


だんだんと距離感を縮めていって、強固なチームを作るわけです。

それがどうしても嫌だ、っていう人もいますが、

まあ最終的にそういう人の個人プレーで会社が窮地に立たされたりするんで、

早いうちにサヨナラしたほうがいいですね。


もちろん朝礼がまるまる雑談となると、

先にも述べたように

「何これ意味あんのクソじゃん」

とスタッフからの反感を買います。


「経営者は孤独」とよく言われますが、

こういうときこそ経営者は鋼のメンタルでもって臨まなければいけません。

しっかりと「なぜ朝礼が雑談に変わったのか」

その目的を相手が納得するまで一人一人に何度でも説明しましょう。


さてこうしてチームが作られていく過程で、

徐々に「意見を言ってもいいかな」という空気が生まれてきます。

そうしたら週1くらいで全員参加のアイディア会議をしてみましょう。

アイディアを出す方法は

ブレインライティングでもブレインストーミングでも何でもいいです。

大事なのはしっかりと検証もしないで「それは無理」といって否定してしまわないことです。

一旦受け入れて、揉んでみましょう。


また全員に積極的に参加してもらいたいので、

「議事録係」なんてのは不要です。

その人が参加できませんからね。


議事録なんて各自ボイスレコーダーに録音しておけばいいですよ。

そして皆で出したアイデアの中で、優れたものを選び、すぐに実行に移してみる。

この繰り返しで、だんだんと組織が強くなっていくかと思います。

仕事が楽しくなると思いますよ。






それではまた次回。








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