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2016年4月22日金曜日

【頑張れリアル店舗】優秀なスタッフを離さないために






こんにちは!謎の肩書の男、梅本です。


現在は【頑張れリアル店舗】をテーマに書いています。

最終的にはこのブログらしくウェブまで持っていきますのでご安心ください。


今日は「優秀なスタッフを離さないために」

というテーマで書いてみたいと思います。


前回も「人」がテーマでしたが、

スーパー離職マンである私の経験も踏まえつつ、

「人材」を離さないために取り組んでおいたほうがよかろうと思われることについて書いてみます。


■不満への対応

スタッフが感じる不満は様々ですが、

ある程度の能力が高い人ほど不満を感じるのが人事評価です。


「これだけやってるのになぜ評価がそれなんだ?」

「もっと給料もらって然るべきじゃないか?」

「なんでただのイエスマンのあいつが出世する?」


これらはすべて、「評価の不透明さ」に起因するものです。

いったい何を見て判断されているんだろう、という疑問ですね。

不満を持つ人からすれば「オマエどこ見てんだよ無能経営者が」っていう気持ちなわけです。

そして「ここでは正当な評価が得られない」と思って去っていく。


人事評価をクローズにしなければいけない、なんていう決まりはないですが、

だいたいの企業でクローズドになっているんじゃないでしょうか。


もし優秀な人をつなぎとめておきたい、

または外部から獲得したいのであれば、

人事評価は評価者にオープンにすることも検討すべきです。


クローズドもオープンもどちらもメリット・デメリットがあります。

ですがクローズド型はどちらかというと年功序列が成立した時代の話なので、

あまり景気の良い話を聞かない昨今では成果への貢献度で評価するような、

オープン型のほうが分かりやすいかと思います。


ただそれを望まない社員が多い場合もありますので、

ヒアリングをしてからどちらを採用するか決めましょう。

クローズドの場合は、年功序列的に待遇をよくするのであれば、

仕事の評価を気にせず新しいことにどんどんチャレンジさせられる基盤が必要です。


オープンの場合は、評価項目をスタッフ全員で考えましょう。

これであれば、全員で決めたことですから異論は出ません。

現場の声も拾えます。

お店のビジョンや目標に沿って、具体的な内容にしてみましょう。


評価結果は必ず評価を受ける側に細かくフィードバックし、

今後の取り組み方について指導を行います。


ただ人事評価はあくまでも不満の一部です。

すべてのスタッフの不満をなくすことは出来ないので、

人事評価そのものだけに頼ってはいけません。



■満足とやりがい

では他にはどうすべきか。

不満を取り除こうとするよりも、

先に満足度を上げることを考えることです。


似ているようですが全く違います。


例えば「先月はここの数字が前年より落ちている、ここも落ちている・・・」

といって責め立てるのは非常に簡単ですが、

それをV字回復させる手立てってのはそう簡単には出てきません。

短期的に業績を伸ばしたい場合はなおさら出てきませんよね。

それよりも伸びてる部分をさらに伸ばす方がよっぽど楽で、

アイディアもどんどん出てきます。

それと同じです。


スタッフが満足に感じている部分をさらに強化するということ。


それは人によってそれぞれですが、

主に

・給与

・福利厚生

・休日

・勤務時間

・やりがい

・人間関係

などでしょう。


特に給与とやりがい、人間関係はメンタルに与える影響が大きいので、

重視したいところです。


給与については、まずスタッフが希望する給与額を得るためには

どれだけの利益を出さなければいけないか、

それを知ってもらわなければいけません。


売上目標を、粗利ベースに変えて、利益をしっかり意識してもらいましょう。

つまり、給与の何倍稼がなければいけないかを知っておいてもらうべきです。


次にやりがいです。

悪用されがちですね。

「好きなことを仕事にしてるんだからこの待遇でガマンしろ」

というわけです。


ふざけるのもたいがいにしろよって話ですね。

やりがいは悪用するためのものではありません。

また与えるものでもありません。気づいてもらうものです。


そのためには、

改めて企業理念などを把握してもらい、

生活のため以外に、「なぜ働くのか」の動機づけをしなければいけません。


あなたのお店にはそれはそれは崇高な企業理念があるわけでしょう?

それを実行すれば、お客様のためになるんですよね?


「会社の人間はクソだがお客様に救われた」


という経験は、営業や接客などお客様と直接コンタクトを取る仕事の人なら感じたことがあるのではないでしょうか。



さて最後に人間関係。上記の「会社の人間はクソだが」

の部分を「会社の人間、最高!」に変えられれば、

「会社の人間は最高、お客様も最高、言うことなし」

というわけです。


人間関係で満足を得るのはどういう時か?

・同僚とうまく情報をシェアしながら達成の喜びを一緒に味わえる

・上司がアホではなく、なおかつ自分を信頼してくれている

・部下が自分を信頼してくれている

というように上、中、下の人間関係それぞれで満足を得ることが出来ます。


あなたが部下を持っている場合は、

簡単に言ってしまえばリーダーシップを獲得することです。

業績をアップさせる力があること、そしてスタッフ育成能力が高いこと。

業績アップにつながる適格な指示を出せばスタッフは適格に動き、業績が上がります。

それが上下間の満足につながります。


そのほかには、リアル店舗の場合、「雑談タイム」を設けてみましょう。

仕事終わりに飲み会に繰り出すところもあると思いますが、

特に若い世代は「会社の飲み会」大嫌いな方が多いです。

(たいして若くもない僕でも嫌い)

仕事の延長=仕事から解放されない

という感覚があるからでしょう。

飲み会に楽しさを求めるのはごくごく当然だと思うのですが、

これが会社の飲み会となると会社内の関係がそのまま持ち込まれるので、

全然楽しくないわけです。

一人で晩酌してたほうがまだマシ。


となるといつそういった時間を取るかというと、

営業時間内。


日中にお店を閉めるのはとても勇気のいることですが、

データを取って来店数が少ない時間帯に、

15~30分ほど店を閉めてしまいましょう。

「会社の飲み会」は嫌だけど、

「休憩時間の雑談」であればOK、というわけです。


嫌いなヤツでも、雑談の時にフッと面白いことを言われると、

ついつい笑ってしまうことってありませんか?

その時、「コイツ嫌いだな」って感情が吹っ飛んでます。

これを繰り返して、良い雰囲気になったら、

これまで通り営業時間内は店を開けておいて、

必要に応じて飲み会でも何でもやれば良いと思います。




それではまた次回。








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